2003-01-01から1ヶ月間の記事一覧
カチッとした印象のある前作とはうってかわってなんだか 心地よい晩冬の昼間にこたつでうたた寝して見た夢の ような感じの、ぼわーんとして心地よい音の風景があります。 音的には、ワールドスタンダードに戻っていくというか、回帰 していくような感じがあ…
エブリシング・プレイの作品を聴いていると、ポップって何だろう? ポップスって何だろう?って真摯に考えつづけている音楽家の姿が 浮かんできます。このアルバムも凄くポップス。でも分かりやすい ボーカルとかは無いわけで。サウンドが歌ってる感覚ってい…
ワールドスタンダードを休んで、その間に鈴木惣一朗が作った グループ、エブリシング・プレイ。ワルスタでは基本的に、インスト バンドという枠で動いていたので、歌ものがやりたくなったの だろうなーと思います。惣一朗さんというひとは、自分では歌えない…
今日は、鈴木惣一朗氏のユニット、エブリシング・プレイのアルバムの感想です。
溝口にSUNNY SIDEというとても良いレコード屋がありまして、 以前そこで店主の津国さんにオリジナルのセカンドプレスを 聴かせていただき、びっくり仰天。次にお店に遊びに行ったときは もちろん売れてしまっていました。仕方なく、その日の帰り道、 渋谷のH…
久しぶりに「うたばん」(東京放送)見る。この番組「とーくばん」 っていう名前に変えた方がいいと思うですよ。しかし、石橋貴明と 中居くんの品のないコンビ感ってのは特筆に価すると思う。なんだ かんだいって人気あるのはこのあまりある下世話さですか。…
YMO時代ほぼ唯一のお蔵入り音源と言われていた「インド」(仮)を細野さん 自身のミックス2種と、Dub Squad、audio active、4 Hero、Masters At Work、 Apache 61のリミックス5曲入れて、リリース。この時期、細野さんはラジオで 自分のキャリアを振りかえる…
藤原ヒロシや、屋敷豪太らがYMOのオリジナル音源(マルチトラック)を 利用して作ったリミックス盤。この時期にリミックスが出たというのは けっこう先駆的なことだと思うんですけど、作品としてはどうかなあ。 個人的には、一番最初に購入してしまった(苦…
2000年、音源の権利がアルファから東芝に完全に移って、YMOの オリジナル・アルバムのリイシューが行われた。それがらみで、 細野さんが担ぎ出され、長い回顧インタヴューと、ベスト盤の選曲、 リイシューの監修を担当。これはその時リリースされたベスト盤…
YMOの海外発売された(微妙なミックスの違いや強引な編集が行われている) シングル盤を集めたという思いきりマニア向けの編集盤。でもそんなことは 知らずに買ってしまった。初回のみにつくというカラーのブックレットは なかなか楽しいです。あと、この頃…
1980年の秋、欧州と米国計15公演回った世界ツアーのベストトラック集。 ギターは渡辺香津美から、大村健司に交代しているのだが、このギターが またいいんだよなあ。恍惚しても弾きまくらない抑えた感じがクール。 サウンドとしては「ワイルドでストレンジで…
チューブスの前座としてLAのグリークシアターで演奏したときの ライブ音源。とにかく勢いと安定感を兼ね備えたグルーヴには、バンド としての成長を強く感じます。とにかくフュージョンともテクノとも 言い難い、ファンキーなダイナミズムがあって大好きなア…
アルファ・フュージョン・フェスティヴァルに出演したときの ライブ音源。たしか共演者にはカシオペア(笑)とかいたような。 演奏もまだ不安定で手探りな感じが伝わってくる。でも、1曲目の 「ファイアクラッカー」の冒頭なんかで「いいなあー」なんて思っ…
新宿タワーレコードで、YMO「増殖」「浮気なぼくら&インストゥル メンタル」「アフター・サーヴィス」購入。これで9年かけて、やっと YMOのオリジナルアルバムが全て揃いました。発売元もころころ変わり 続けたYMOですが、今後はずっとソニーからリリースさ…
マイルズ・デイヴィス「Get Up With It」聴いてます。 気持ち良いなあ。2曲目とか、これはもろデートコースの 「s」に通じる感じのサウンドであります。かっこいい。 今日も本当はディスクレビューっぽい文章でお茶を濁そうと 思っていたのだけど、昨日の夜…
いまから30年前の狭山アメリカ村を想像しながら聴くはずだったのですが、曲が はじまってから、どうでもよくなりました(笑)。結局、音楽の力がへんてこな 妄想よりもずっと強いと言うことを証明しているようです。それにしてもこの アルバムを聴くたびに、…
このアルバムを購入したのは、中国天津市の天津大学の道路を挟んで向かいに ひしめく小さな商店街にあった、あやしげなレコード屋でした。中国では店に ならんでいるレコードがほとんど海賊盤であることは決してめずらしくないの ですが、そんな店で、クラフ…
金延幸子は、まあ、細野さん周りをたどっていけばいやがおうにもみんな 通過して、ああすばらしいなあ、と溜息をつかざるを得ない、すばらしい ポップスシンガーで、このアルバムの発表後渡米してしまいます(現在は 活動を再開。ハードロックなイタイアルバ…
YMOの実質的ラストアルバム。この後に、散開ライブ盤「アフター・サーヴィス」 というのがあることはあるのだけど、オリジナルアルバムとしては最後。 正直フィーチュアーされてるスーパー・エキセントリック・シアターの ギャグはまったくおもしろくないと…
記念すべきY.M.O.(笑)のファースト。いわゆる日本版で、一般によく 認知され、実際に聴かれたのも、そしてぼくが好きなのもUSミックスの 方ですが、やっぱりこれも十分かっこいいな。というか好きです。やはり この時の、YMOのまだどっちに転ぶか分からな…
ぼくは埼玉県狭山市に住んでいる。狭山市は人口15万人を越える東京圏の1ベッドタウン。近郊の所沢なんかに比べるとイマイチパッとしないし(所沢がパッとしているかどうかって話もあるが・苦笑)、主力産業もうーん一応お茶を栽培している。畑もそこそこあっ…
まあ、上にほとんど全部書いたも同然なんですけど、「泰安洋行」は ぼくの中ではちょっと、密度濃いかな、という感じですね。もちろん 大好きですけど。まあ、でも密度濃いってのは、1曲目からちょっと おかしい人の音楽だからね(笑)。「蝶々-San」はじま…
いわゆるトロピカル三部作の一番はじめの作品ですけど、ぼくはYMOから 細野さんのソロをたどっていったので、最初に聴いたのは「はらいそ」に なります。1995年、中3のときですね。その年の内に、近所のレンタル屋で、 「トロダン」と「ボンボヤ」(正しいフ…
ドナルド・フェイゲン「カマキリアド」聴いてます。 これは去年渋谷のレコファン(HMVの先行ったとこ)で 300円で買ったんですけど、夜中小さなボリュームで 聴くのもなかなか良いですね。アーバン・ブルー・ アイド・ソウル。かなり洗練されてます。よかよ…
このアルバムが出たのはぼくが高校生のときで、近所のレンタル屋で 借りてきて、テープに落として、かなり聴いていました。その時は ただ聴くのに夢中で全然分からなかった音も、6年ぶりに聴き返して みると、ああそんなにブライアンみたいな、とかいろいろ…
風呂に入りました。2日ぶりか。いや気持ち良かったです。 風呂に入って、ご飯食べて、音楽聴きながら、手頃な 文庫本があれば満たされちゃう。そんな幸せな私なのです。 やっぱりのんびり風呂に入るのは至福以外の何物でもないわー。 ていうかさ、頭がカユく…
風邪を引いているとき特有のダウナーな心地良さってありますよね。 ほら、午前10時くらいからもそもそ起きだして、民放のワイドショーは まだちょっとうるさくて嫌だなと思って、ぼんやりと洟をすすりつつ、 緑茶片手に「ピタゴラスイッチ」(NHK教育)をじ…
いわゆる往年の名作ハリウッド映画(「大砂塵」「慕情」「カサブランカ」 「オズの魔法使い」etc)の挿入歌集。パット・ブーンとビング・クロスビー。 耳についたものをメモして聴き返してみるとたいてい、クルーナー(マイクの 前で囁くようにしてうたうこと…
これと山本ソロを比較して聴いてしまうと、やっぱりぼくはきちんと構造の あるポップスが好きなのかな、と思ってしまう。とりとめない感じのものも 好きなのだけどな。気を衒わない力の抜けたとても心地よいポップスアルバム。 山本の微熱中年なボーカルは、…
アルト・サックス奏者、オーネット・コールマンをちゃんと聴くのは初めて。 非常にフリーキーな雰囲気が漂いつつも、ポップな感じを併せ持っているのが すごい。フリー・ジャズという枠で、ドルフィーやコールマンも括られたり するのだが、バキポプギョピギ…