2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
丑松の属性=「穢多」に作者の内的抑圧を仮託しており、むしろ主題は鬱鬱とした内面描写にあるように読めた。
ストーリーが判りにくいが、ニトログリセリンを運び出すシーンはなかなかスリリング。
哲学を生きるのなら、半隠遁する必要があるよという話。
待ち合わせる前にマコト氏の残業が決まったので、小生が福生まで行くことにした。 午後8時過ぎから入ったチェーン系居酒屋は、油がきつく、塩がきつく、どの料理もひどい味。 珍しく二人とも酒を飲んでいたのが、定例の会としては奇妙な感じではあった。 そ…
ナンセンス ナンセンス ナンセンスはグッドセンス −博士 (『ひょっこりひょうたん島』より)
単純明快で素朴な筋書きの白黒アニメを見ながらうとうとすると極楽なのです。
バッハの器楽曲はもうウットリしてばかりだけれど、ヴァイオリンの音はやはり好みでないと改めて思うのでした。
つまづきながら歩いているような文章をエンエン読まされ茫然としてしまう。脱力したいときにオススメです。
危機一髪!ハラハラさせ、おまけに人が死ぬのでちと後味が悪い。
下で紹介しているピアニスト、マルクのページがあった。オーディオサンプルもどっさりある。 マルクの演奏しているアルカンもたっぷり聴ける。 しかしこの音楽はあきらかにポップと言ってしまってよい勢いを持っていますね。 アルカンの録音ではこれもすごい…
叙景の美と異国の興奮と荷風ならではの堕落への憧れがないまぜになっており、よい。
「実にロック精神を感じるナラティヴだぜこりゃ!」と呟きつつ読んでいたら、巻末で内田先生が この小説のテーマは二つあって「エロスと暴力」だよ、と書かれていたので、 「ああぼくが感じるロック精神というのはエロスと暴力に象徴されてるんだなあ」とし…
洗練されたカントリースタイルのギターだけれども「洗練されたカントリースタイル」という表現はちょっと矛盾している。
このCDを聴いていたら、新しいDJのアイデアがふしぎに沸いてきたことであるよ。
「Lover, Come Back To Me」をとてもスロウに演っており、かなりいい。全体的に音は悪い。
ロバートはギターのみならずボーカルもすばらしい。これを電化すればすぐそこがロックンロールである。
マルクのピアニズムはほんとうにすばらしい。新しい響きに飢えているかたはご購入ください。
162ページ2コマ目の「真っ白なショパン・・・・・・」「もっと・・・・・・」がよい。
表題作の「幻談」(1938年発表)と巻末の「蘆声」(1928年発表)がよい。
正義と悪が判りやすく描かれていてそのシンプルなところが笑いと安堵をも誘うのだけれど 冷戦が背景に無かったらこんなストーリーも成立しないのだ。 というかむしろこのテレビドラマシリーズが成立し得なかっただろう。
本当の驚き(よろこび、だったかな)とはごく身の回りにある(今まで気づかなかった)ことに 気づくことであるというような塩梅の一文があって心打たれた気がしたけれど もう一度読み返すとその文がどこにあったのかわからなくなっているのだ。だめだなあ。
ご来場頂きました皆様ありがとうございました。小生は'30s中心の甘めの選曲でした。 01. Duke Ellington and His Orchestra / Solitude 02. Dick Robertson and His Orchestra / Too Marvellous For Words 03. Louis Armstrong and His Hot Five / West End …
菊地さんは以前「スパンクハッピーはジャズなんだよ」と言っていたけど、 せっかくだから「Lover Come Back To Me」とか「夜来香」なんかを ドギャピギャエレクトロ風味なジャズサウンドを従えてアンコールで憂鬱にやってくれたらいいな、 スパンクハッピー…
これは、うつくしいうただ。うつくしいうたをきくと、ことばの生と死について思わず考えてしまうね。
表題作「すみだ川」の叙景の美には唸ることしきり。 「新橋夜話」は藝者の登場する連作短篇で、これまた怠惰の快や浮世の気だるさに溢れていてなかなか。 日本語の美しさを感じさせる一冊でありました。
きわめてくだらない与太話であり、純粋な暇つぶしとして大いにオススメできる一冊。
後半に大蛸など登場するので「海底鬼岩城だ、つくづく海底鬼岩城だ」とひとり頷いておりました。 しかしこの物語は果たして子供向けかというとそうは思えず、ネモ船長のキャラ造形も なかなか複雑なものがあるのではないかと思うことしきり。
strange music night#2が今週土曜日(12日)、高円寺円盤で開催の運びとなります。 小生は日付変わり翌13日午前0時半過ぎから45分間ほど音楽をかけさせていただく予定です。 よろしければぜひ遊びにいらしてください。
鉄道という視点を通して日本の近代化、文学の近代化を覗けた様な気になった。
著者の名前は坪内祐三の著作のどこかで見かけたのであった。 文章はあまり上手くないけれど、古本へのダメな愛がじんわり伝わってくる一冊。