2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧
午後6時。新宿紀伊国屋書店前は、小雨の中、待ちあうひとびとでごったがえしていたが、参加者が無事全員集合。ゆきちさんの案内に従い、4人で、ディスクユニオンジャズ館脇のちゃんこ屋に到着。参加者は、ゆきち(http://lab.lolipop.jp/ppblog/)さん、うたか…
脳の、特に、記憶に関する仕組みについて述べられた1冊。慶応義塾ニューヨーク学院生(高校生)との対話形式で収録されており、なかなかおもしろいが、一度読んだだけではあやふやな部分も。脳の細胞は、体の細胞と違って新陳代謝が行われないため、「記憶」…
こんにちもなお、探偵小説作家として知られるコナン・ドイルの生涯を、その作品や生活を通じて明らかにする。特に、ドイルは歴史小説を愛好し、その裏には、母と学生時代に叩き込まれた騎士道精神が認められるという逸話や、晩年心霊学に耽溺し、己が身も省…
著者は、「健康」という概念は、幕末に生まれ、それを広めた功績は、福澤諭吉に認められるという言説を披露。「健康」という概念が、社会的な意味づけを常に求められ、やがて大正時代においては、日本の国家主義的傾向が強まるに伴って、きわめて道徳的色彩…
自動車事故と幽霊を組み合わせたり、「民俗学」についてのエピソードがあったり、おもしろいです。
みんなのアイドル荒井陽子(ヨッコ)たんが・・・あんなふうになってしまうだなんて。あうううう。しかし、ズッコケの異界・超常物は久しぶりに読んだ気がします。
ドイル『失われた世界』について熱く語っていたのが印象的。らもは、良いなあ、と。コラム集です。
ISBN:4594036724:image 中村の「破滅型人生を全うする」という決意表明が述べられた1冊。というか、中身は対談集。
「自立」して「一人前」のものをつくる女は、大人でおっさんなのだ。というか、そこに立つと、「男」「女」ということはあんまり関係なくなるのだな。生活力のあるクリエイター女性が全員夢を追うダメ男にひっかかっているような錯覚に陥る1冊。 いちばん最…
東京宿場町論に実に感じ入った。約10年前の著作だけど、ぜんぜん古びていない。東京論として、都市論として、本当におもしろい。
著者は言う。「自立というものを誤解しているひとが多すぎる」と。「自立とは、男が女に、女が男に頼らなくて済むようになること」だ、と。「できないこと、わからない、知らないと素直に認め、自分のすべきことはなんでもすると覚悟して、なんでもする」の…
昨日の夕方、神田駅前のブックファーストで一度聴いてみてから、菊地氏の書かれたふたつの評を読んでみたのだが、「鈍い輝き」という表現が実に適切であるように感じられた。今までのシングル曲に無い全体的にダルで、ダークな印象。鬱的なヴァイブに満ちた…
情報公開というナウでヤングなトピックに、筆者お得意の殺人事件が絡んでくるあたり「キター!」という気分になる。
ズッコケが映画化された後に執筆されたのではないだろうか。ハチベエが芸能界デビュー!というのはありそうだ。しかし、良く取材されているようで、俳優業の地味さ、大変さが詳しく書き込まれているあたり、子供にもきっとおもしろいはずだ。
問題解決の方法にいささかご都合主義のところもあった。が、しかし、「家出」が胸をドキドキさせるテーマであることに変わりは無い。
モーちゃんに・・・そんなことをさせてしまうだなんて、と驚きを禁じえないが、ダイエットを妄信してしまう人間の欲望と、愚かさを小学生の視点から巧みに描いている。
ハワイ王朝と日本皇室の古い逸話が書かれていておもしろかった。筆者がハワイに行って経験したことを元に書いたのだろうか。妙にほのぼのとして、地に足着いている感じが好ましい。主題は「夢」。
感性の与太話集、という塩梅。おそらく恐ろしい量のエナジーが交換されたのであろう、と思われる与太の数々。
山田詠美×ピーコの放談集。ファッション関係の用語に暗いので、妙な新鮮味があって楽しめた。
新宿の松竹会館で。彼の作品はご存じリメイク版で、70年代に制作された一番最初の映画を、わたしは地元の公民館のようなところで観た記憶がある。一昨年あたり、市立図書館にビデオがあるのを知り、計二回観ている。ロアルド・ダールの原作は、日本語版を数…
ひともどんどん死ぬし、どんでん返しもあるきちんとした推理小説。
ペット問題をテーマに据えている。結末はすぐに読めてしまったけれど、悪くない。
作者の推理小説への愛が垣間見える。子供向けだからといって、手を抜かないところが素敵だ。
「救済」や「幸福」や「生と死」について考えさせられる一冊。
60年代におけるエポックメイキングな雑誌『平凡パンチ』の回想記。文書はマガジンハウス書籍編集局、塩沢幸登が担当。三島由紀夫、野坂昭如、横尾忠則、大橋歩、石津謙介など、当時のアイドルたちについての微に細に入った記述が魅力的。資料編として、当時…
この書籍の担当編集者と穂村氏は結婚し、サラリーマンを辞めたらしい。虚実入り混じった雰囲気のある、短編小説のような雰囲気のある独特の作品だったが、実際に結婚されていたとは、ちょっと残念だ。これ一冊すべて、彼の妄想で構成されていたら凄いなあ、…
先日日記でもお知らせしたが、セントラルイースト東京(http://www.centraleasttokyo.com/)という催しに因み、神田周辺でいろいろなアーティストがデザイン展示やインスタレーションをやっているので、午後から見に行く。面白さ、というよりは、空きテナン…