21:30頃。UAが退席。

菊地:「人に歴史ありとは言うが、私も43歳になった。2004年、40歳。ソロアルバム、いよいよリーダーアルバムを作らなくちゃと思って、『Degustation a Jazz』というアルバムを作った。これは2003年にスペインのあるレストランで始まった「デギュスタシオン・コース」というスタイルが、全世界の料理マスコミに騒がれて、それにヒントを得たもの。音楽で、「デギュスタシオン・コース」をやろう、という動機で制作した。フランス料理は通常、オードブル(前菜)、アントレ(主菜)、デセール(デザート)という構成だけれども、一口ずつのディッシュが64皿〜68皿続くという、料理界のポストモダン。初のソロアルバムということで、歌のある曲もやった。その曲もとても短く編集して収録したので、せっかくのお祝いとはいえ、もったいない。歌のあるトラックだけ集めてミニアルバムを出した→『CHANSONS EXTRAITES DE DEGUSTATION A JAZZ
♪「アルト・サックス、ウッドベース、ドラムス、 ハープによる無調クールジャズ風」
♪「プリペアード・アコースティック・ギターとアルト・サックスによる無調ヴォサ・ノヴァ」
♪「色彩のサンバ」*1

菊地成孔京マチ子の夜」

*1:カヒミ・カリイとの協演という案内つき

*2:Esquire (エスクァイア) 日本版 2005年 01月号