映画美学校/音楽美学講座 特別公開講義:菊地成孔によるポリリズム分析講義@水道橋・アテネフランセ
- mono(単)/poly(複)
- 律動構造のpoly=polyrhythm
- ポリリズム/ポリトーナリティー
- 「モノ」リズムは存在しない、というテーゼ
- モノトーン/モノラル
- 中世〜近代西洋:「モノ」概念の発達/「調整」はひとつ/「モノ」リズムの顔つきをしたリズム(ex. 4/4,3/3,6/8)
- chaos→monority/単一の秩序...秩序好きのヨーロッパ人
- 秩序/抑圧、意識/無意識(二元論という制度)
- 「意識」を「モノ」とする/「無意識」を「ポリ」とする
- 「秩序」という幻想
- 複数秩序を単線的に叙述すると「訛り」が生まれる
- 「モノ」が「ポリ」を内包している/すべてが「ポリ」である
- ポリリズムという概念
- 訛り...モノリズムからの解放
- アフロポリリズム(3/4,4/4が同一時間軸で進行)を採用したミュージシャン
- 近似値=錯聴
- 5分割/7分割
- 対位法/ズレのちから
reference:菊地成孔、大谷能生『憂鬱と官能を教えた学校』、第10講:律動2(pp275-301)