8月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)




ようやく2桁に復帰。







2010年8月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2940ページ



村上春樹はくせになる (朝日新書)
村上春樹の長編作品を読み返したくさせる点で、評論としても商品としても成功している。各作品に対する批評の精度はともかく、春樹作品のはらむ謎呼ぶ謎こそが魅力の根幹であるとする点は正鵠を射ている。
読了日:08月24日 著者:清水 良典
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7349843



■若者よ、マルクスを読もう (20歳代の模索と情熱)
高校生向けに書かれているそうだが、高校生にとってはかなりハードルが高いんじゃないかと感じた。じゅうぶんおとな向けのマルクス入門書として役立つ。
読了日:08月20日 著者:内田 樹,石川 康宏
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7295169



■プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)
読了日:08月16日 著者:勝田 文,P.G.Wodehouse
http://book.akahoshitakuya.com/b/4592186931



■乱世を生きる ―市場原理は嘘かもしれない (集英社新書)
現代日本の最高の知性のひとりが橋本治だと半ば信じているのだが、一般読者は『「わからない」という方法』を事前に読んでおかないと、論の運びがわからないかもしれない。
読了日:08月14日 著者:橋本 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7211198



■東京ファイティングキッズ
単行本で読み、文庫化されて読み、読みかえすのは3年振り3度目なのだが、うひー面白いのなんの。こういうマザーシップを持ったおば-おじさんにわたしもなりたいぜ。そして小池昌代女史による解説も愛と的確のダイナミクスが縦横する短文で素晴らしい。
読了日:08月14日 著者:内田 樹,平川 克美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7210512



■女は何を欲望するか? (角川oneテーマ21)
読了日:08月11日 著者:内田 樹
http://book.akahoshitakuya.com/b/4047100900



ユングサウンドトラック 菊地成孔の映画と映画音楽の本
ユングはあんまり関係ない気がする。なんでこんなタイトル付けたのか?映画と映画音楽と菊地成孔の文章が好きな人は読むべし。読み返していくたびに面白くなりそうなスルメ文学の予感がそこここに漂う一冊。
読了日:08月07日 著者:菊地成孔
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7128899



■現代人の祈り―呪いと祝い
かなり高度で融通無碍な対談/鼎談が収録されている。通して読んでみたが、よく理解できないところも多々あった。そしてどこがよく理解できないかさえも、この暑さのせいでかなり忘れてしまい、夏に読書することの難しさを考えさせられた。再読し改めて感想を述べたい。
読了日:08月06日 著者:釈 徹宗,内田 樹,名越 康文
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7117169



■スペインの宇宙食
5年振り5回目の再読。わたしは2001年から2005年頃まで菊地成孔の音楽と文章に熱狂していたので、その頃の気持ちをノスタルジックに思い出すかなと恐る恐る読み直し始めたのだが、途中からページを繰る指が止まらなくなり、菊地エッセイ集には収録されなかったスパンクスの打ち合わせに行くためにがら空きのモノレールに乗りながら崎陽軒の焼売弁当をうっとり食べるあの素晴らしい日記は良かったなと思った。頭のおかしい人は読むように。
読了日:08月06日 著者:菊地 成孔
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/7112009



■あなたの苦手な彼女について (ちくま新書)
読了日:08月01日 著者:橋本 治
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480064591



夢野久作―方法としての異界 (岩波セミナーブックス)
読了日:08月01日 著者:百川 敬仁
http://book.akahoshitakuya.com/b/4000280546



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