ディオゲネス・アレン『Three Outsiders』について

Amazonで注文していたDiogenes Allen(1932-2013)の『Three Outsiders』(1983, Cowley Publications)が夕方手元に届いた。テキサス州リッチモンドのErgode Booksというところから発送されたのだが、予定よりも1週間以上早く着いた。

この『Three Outsiders』は既成教会の外で活躍した3人のキリスト者パスカルキルケゴール、そしてシモーヌ・ヴェイユ)の類似点について論じた本で、著者の意図としては「どうやったら自分がひとりのクリスチャンになれるか」と問うている読者への手助けとして書かれたようだ。本当はこのエントリーで目次だけを紹介しようと思っていたのだが、エントリー1つを使用して紹介するほどの目次ではなかったので、手短に紹介しよう。まず、今日の精神生活と題されたまえがきがあり、そのあと時代順にパスカル (1623–1662)、キルケゴール(1813-1855)、ヴェイユ(1909-1943)の順で論じられ、最後に結論についてのノートと題されたあとがき(?)で閉じられる。脚注も本文138ページに対して22箇所ということで、さっぱりしている。思っていたよりも、初心者向けのやさしい本のようだ。内容もパラパラと見てみたが、大学1年生程度の英語力があれば、辞書を片手に読めるような内容に思える。

もっと分厚い研究書が届くのではないかと思っていたが、薄いペーパーバックが届いたので拍子抜けした。といっても洋書に触れるのは久しぶりなので、注意深く読んでいこう。ちなみにこの本、古書なのだが、2639円(送料込み)で購入した。裏表紙に定価が書いてあるが、8ドル95セントだ。定価の2倍ほどの価格で購入した計算になるのだが、この手の本はイニシャルもきわめて少ないだろうし仕方ない。あと10日ほどすると38歳になるので、バースデイプレゼントとでも思ってしっかり読み切りたい。ちなみに本書の著者については英語版Wikipediaに立項されているので関心をもった方は瞥見していただければと思う。Diogenes Allen - Wikipedia

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