最近のナップスター その2
ぎりぎり清々しさを保っている感じ。初めて聴きました。
歌は下手ですね。耳をすませてはいけない。でも曲が良いです。
うまいグループが仮にカバーしたとしたらこんどは短調にきこえてくるのかな。
- Van Dyke Parks / DATSUN (CM)
いまどきの、いわゆる音響系も、そこのけそこのけヴァンダイクが通る、という感じ。
こんなものを何十年も前に作っていたヴァンダイクというひとは
実にクレイジーであり偉大であるのだなあ、などと阿呆面しつつ思うのでした。
- Carmen Millanda / South Amrica Way
♪サウス・アメリカー・ぬゥウェイ〜
というカルメン・ミランダが妙にキュートなこのナンバー。
ウディ・アレンの映画「ラジオ・デイズ」で主人公の叔母が、
この曲をラジオを聴きながらカルメン・ミランダのコスプレで踊る場面が
あるのですが、これまた実にゆかい。
- 三波春夫 / ルパン音頭
♪デスコデスコで うかれアメリカのド肝を抜くのはいかが〜
というイカシタ歌詞とサウンドのマッチング。ほとんど大滝詠一の
音頭モノの世界ですが、作曲は「名探偵コナン」のサントラでも良く知られる
大野雄二です。このめちゃくちゃ明るい陽気な世界、いいなあ。
三波春夫の声は実に気持ち良い。救われます。
モンキー・パンチ作「ルパン3世」のアニメにつかわれたようです
- Paul Whiteman Orchestra feat. Bix Beiderbecke / China Boy
クラリネットのソロが、いいです。なんというかタンタンとしたなかにも
趣があり、トランペットも実にあたたかい音を出しているんです。
あたたかくて、ゆかい。ある種、録音芸術のきわみ。
Jo StaffordやPied Pippersと同時代の音なのでしょうか。
こっちの方がちょっと古く感じるけど。