15-02-01から1ヶ月間の記事一覧

MARRON -1

風街まろん邸は武蔵野の外れ、閑静な住宅街にある。 「コンコン」 「は〜い」 「ウツボです」 「はいはい」 「いやあ、遅くなりまして」 「いやいやこんなもんでしょ」 「暖かいですねえ」 「煮炊きすると、ずいぶん違うもんだね」 「暖かいなあ」 「ほら、…

江戸川乱歩「人間豹」(創元推理文庫)読了。

フリーク怪奇物。明智夫人をここまで描いちゃう乱歩は 悪趣味といえば悪趣味だ。そんなの、今更か(笑)。きょうび、 こんな作品書いたらフェミニスト団体から確実にクレーム つくだろうな(笑)。乱歩作品ではおなじみのコール タールが登場します。個人的…

江戸川乱歩「暗黒星」(創元推理文庫収録)読了。

お屋敷殺人物。家族が次々に惨殺され、我らが明智は 依頼人の美青年にちょっと心を惹かれてしまう(笑) という感じ。ネタばれになってしまうので、言及は 避けるが、この作品は当初犯人だと思われていた 人物が…。あ、やっぱ言えないな(笑)。ダメダメ。 …

GROUND-ZERO / CONSUME RED (CREATIVEMAN, 1997)

ハニカムさんのご好意で聴かせて頂くことができた。多謝! 大友良英のサンプリング・ヴァイラス・プロジェクトの ひとつであった、「グラウンド・ゼロを消費せよ!」計画第1弾作品。 ライナーに拠れば「韓国東海岸巫俗の長老、金石出による 胡笛演奏のサンプ…

「大金塊」(講談社江戸川乱歩推理文庫所収)読了。

「孤島の鬼」を下敷きにグロテスク趣味を差っ引いて、 胸踊る少年物に仕立て上げている。探偵助手小林芳雄と 宮瀬不二夫両少年の純朴な冒険ぶりも清清しく、正しい 少年冒険談といった趣。明智小五郎も一応登場するが、 読者を意識して、明かに前述のニ少年…

江戸川乱歩「何者」(創元推理文庫所収)読了。

鎌倉の陸軍少将邸で起こった金製品盗難事件。 挙動不審な登場人物が多数絡んでなかなか誰が 犯人か分からない。結末は読んでのお楽しみ(笑)。 「恋愛三角関係」ほか古風な一句一句に痺れる。

SPANK HAPPY

午後5時、新宿駅東口でまろんさんと待ち合わせ。新宿ロフトへ。 お目当てはスパンク・ハッピーで、それも3,40分の出演だと聞いて いたので、当初見送ろうかとも思ったのだが、ウェブ上で招待客を 募っていたので、ダメ元で応募したら当選した。折角の機会、…

T・W・O /松浦亜弥

2003年1月29日発売 品番:EPCE-5195 zetima / SMEJ 01. Yeah!めっちゃホリデイ (編曲:高橋論一) 1曲目としては妥当ではないかと思う。夏か……。 02. The 美学 (編曲:鈴木゛Daichi"秀行) ブラスパートを生でやったらもっと良かったのにね。 03. あなたの…

Matsuura Aya

遅れ馳せながら、松浦亜弥の「T・W・O」(ひどいタイトル・笑)を 聴いたので、短く雑感をしたためてみたいと思います。ではどうぞ。

Kitamura Kaoru

深夜、北村薫「秋の花」(東京創元社)読了。乱歩ばっかり読んでいて おかしくなっていた我が脳みそにさわやかで強烈な一撃が加えられた(笑)。 そもそも氏の作品を読むきっかけは、まろんさんの一連の北村薫評 (日記と座・読書参照)にあるのだが、このが…

RAMPO -2

江戸川乱歩推理文庫43巻(講談社)から「超人ニコラ」(初出は 昭和37年「少年」誌1月号〜12月号に連載・)読了。乱歩は昭和 40年に亡くなっているので、晩年の作品といって良いでしょう。 (気になってネットで調べてみたら、存命中最後の作品だそう) いわ…

T・W・O /松浦亜弥

2003年1月29日発売 品番:EPCE-5195 zetima / SMEJ 01. Yeah!めっちゃホリデイ (編曲:高橋論一) 1曲目としては妥当ではないかと思う。夏か……。 02. The 美学 (編曲:鈴木゛Daichi"秀行) ブラスパートを生でやったらもっと良かったのにね。 03. あなたの…

松浦亜弥 / T・W・O

CD

遅れ馳せながら、松浦亜弥の「T・W・O」(ひどいタイトル・笑)を聴いたので、短く雑感をしたためてみたいと思います。ではどうぞ。

「pieces of harry hawson vol.1」

compiled at 16-19, Feb., 2003 01. シャンバラ通信 / 細野晴臣 (1978) アルバム「はらいそ」より。コンピのオープニングにふさわしい曲はこれかな、と思って選曲。はっぴいえんどの「無風状態」につなげたかったけど、収録時間の関係上はっぴいえんど時代の…

細野コンピできた

今日は極私的内容です。自作の細野コンピの解説のようなものです。

SPANK HAPPY / MY NAME IS (1994, 東芝EMI)

CD

けいさんに譲って頂いて聴くことができた。ありがとうございます。 旧スパンク・ハッピーの7曲入りミニ・アルバム。「Freak Smile」に比べると、やはり質的量的にも遜色ある点は否めないが、楽曲のクオリティーは高い。助っ人だけど目立ちまくる今堀恒雄の激…

江戸川乱歩 / 孤島の鬼、泉昌之 / かっこいいスキヤキ

江戸川乱歩「孤島の鬼」(創元推理文庫)読了。同性愛を絡めた冒険もの。主人公に好意を寄せる男の父親の鬼畜ぶりが白眉だ。自我肥大型人間の典型例(?)で、かたわの人間を人為的に製造し、売り飛ばし、或いは屋敷の中にある蔵に閉じ込めてみたり、血も涙も無…

プログレッシブ鍋ナイト

新居の上棟式に出席したのち、遅れて、川崎の某所へ。延期されていたプログレ鍋の日。午後8時前に、けいさんのお宅にお邪魔した。 参加者は、けいさん、小生を除くと、ムネカタさん&家人さん、sasakidelicさん、domingoさん&ゆみおっくすさん、山下スキル…

スパンクハッピーの「麻酔」について

今日は、昨年の9月に発売された新生スパンク・ハッピーのメジャーデビューアルバム『コンピュータ・ハウス・オブ・モード』から、収録曲「麻酔」をとりあげます。スパンクスファンにはライブでもおなじみ岩澤瞳による美しいバラッドです。かつてライブでは後…

スパンクハッピーと鰐の関係

2002年に発売された新生(もう付けなくてイイかな?)スパンクハッピーのセカンドシングル「Angelic」は、憑かれたように聴き返したCDとして記憶に新しい。このシングルに収録された「拝啓ミス・インターナショナル」という楽曲に関してはことあるごとに言及…

エロティクスファンナイト@ロフトプラスワン

寝る前に乱歩の「赤い部屋」と「芋虫」を読んだら、久々の悪夢にうなされた。「芋虫」にはちょっとグッときてこれは一見、変態性欲なサディズム小説だけど、実は恋愛小説なんじゃないかなどと思っていたが、脳裏に描かれたイメージの数々が悪影響を及ぼした…

一柳慧作品集Ⅱ (1991, fontec)

CD

中原昌也が一柳慧についてかなり熱い文章を書いていたのが、個人的には記憶に新しい。小野洋子の最初のダンナ。 いかにも現代音楽という感じの音楽。分かりやすい。そして、またいかにもクラシック畑の人がやっている、という感じの雰囲気が漂う音。音の一つ…

鈴木慶一 / SUZUKI白書 (1991, 東芝EMI)

CD

鈴木慶一というひとは、こういうことを言ってはなんだが、ぼくの中では「歌がヘタ」というイメージで定着していた。細野さん周りのミュージシャンを辿って頂けば、いやでもムーンライダーズ周辺も聴くことになるのだが、興味がもてなかったのは、この人はあ…

Tangosteen Recording -2

9時から10時にかけて全員起床。コウリョウくん、ノブくんの朝食の買出し班とアンドゥさん、シイナさん、ぼくの布団等片付け班に分かれる。なんかこういう合宿みたいな雰囲気久しぶりだな(笑)。ミュージシャンってアマチュア時代はみんなこういう感じなのか…

Tangosteen Recording -1

午後から町田へ。3ヶ月ぶりに、コウリョウくん、ジュンペイくんと会う。会うのはサタデー・イブニング・ポストに出演してもらった「華火」以来なのだ。電車の中では乱歩「吸血鬼」を読む。ううむなかなかおもしろい。これ、70年以上前の作品なんだなあ…。 午…

RAMPO

最近、寝る前に「江戸川乱歩傑作選」(新潮文庫)を読んでいる。今日は午前3時半から(苦笑)「人間椅子」を読んだ。椅子の中に入って(!)、椅子に座る女性と触れ合う快感に目覚めてしまった(笑)醜い容貌の家具職人の告白が手紙形式で書かれているのだが、そ…

Hosono Music -2

鈴木さえ子「Adventure in South Pacific」サイコーよ!!!と謎の怪気炎を上げてみて。うわーやべえサックスがエッチだ!と飛び跳ねてみて。部屋の電灯に頭をぶつけるひとりかな(笑)。 無事レコーディングが終了された(何のレコーディングなのかは存じ上げ…

HOSONO BOX 2 selected by polymoog (ELEKTEL/faction bleu)

<テクノ歌謡編> 細野晴臣が作曲したテクノ歌謡の名作の数々 「ハイスクール・ララバイ/イモ欽トリオ」(「ポテトボーイズNo.1」FORLIFE/FLCF-3612) 「ポテトボーイズNo.1」は持っていないんだよなあ…。「ハイスクール・ララバイ」はチッチキチッチキチ…

Hosono Music

今日はpolymoogさんからお題を頂いたので、ここの感想を書きたいと思います。昔「HOSONO BOX 勝手に歌謡曲篇」とか「勝手にハリーワークス」って企画をやったこともあるんですけど。ではバババーっと行きます。細野ファン/マニア仕様な戯言ですが、ご了承あ…

藤子不二雄A / 劇画 毛沢東伝、きえる快速車(2巻)

昨日購入した藤子不二雄A「劇画 毛沢東伝」(実業之日本社)と同「きえる快速車」2巻(ブッキング)を読了。前者は1971年に刊行された単行本の復刻版。呉智英による解説つき。しっかしこの人も「支那」表記にこだわるね(笑)。まあ、姿勢が一貫してるところ…