2010-01-01から1年間の記事一覧

HOMENAJE A LA MUSICA COLUMBIANA MAS FIESTAS CON EL SONIDO BING MIX 4.15.2010

CD

ローラン・カンテ監督 / パリ20区、僕たちのクラス(原題:Entre les murs)

高橋昌一郎『東大生の論理―「理性」をめぐる教室』の感想の前に―1たす1ができなかった。‏

自分自身の経験からことばを紡ごう。わたしはかつて1たす1ができなかった。このように口にすると、きっと大方の人には理解されないか、嘲笑されるだけだと思って、1たす1ができなかったことを30歳になる今日までひたすら隠してきた。しかし、わたしは『東大…

武満徹トリビュート -映画音楽を中心に-@渋谷オーチャードホール

TOHUBOHU 補遺(訂正一覧)

1.Sentimental Journeyの歌詞分析 訂正個所 1-1.付録 楽曲データ(172ページ)脚注が事情により全て抜けてしまったのでここに訂正し全文を掲載する 今回わたしが取り上げた歌は「Sentimental Journey」(作詞:バド・グリーン、作曲:レス・ブラウン、ベンジ…

フライヤーを、ビルボードへ―想い出のフライヤー展(id:flyer-info)開催によせて

文学フリマに出品しているものとしては、アンビバレントな気分になるのですが、掲題のフライヤー展が本日最終日です。梯子してくださるとうれしい。ってもっと前に言えって感じですが。 フライヤー展に寄せてわたしが書いた随筆を公開します。これ読んで「い…

高橋昌一郎『理性の限界』から読まれるわたし―本当は身近にある理性について、あるいは弄弁的自己批判

2010年の冬も本番。ところは、都下世田谷区のとある公園近くのアパートの一室。サリーちゃんのパパとウランちゃんがミックスされたようなすさまじい寝癖をなおさずに、寝巻きのままでだらしなく電気カーペットの上に寝そべっている男が本を読んでいる。会社…

グレンスミス / Roman Album

CD

胸が痛い。ロマンアルバムを聴いてしまったから。ロマンは時間を、くぐり抜ける。前からずっと、胸は痛かった。有史以来、ずっと唄が永遠に恋い焦がれている。おでこをこつんとくっつけあう。白い息吹たちが、胸の中を行きつ戻りつする。歌を生きると、あな…

相対性理論と大谷能生 / 乱暴と待機

CD

音楽評論集 TOHUBOHU(トフボフ)が文学フリマで販売されます

対談 岸野雄一x柳川真法(AMEPHONE) インタビュー 原雅明 寄稿 虹釜太郎 / ソノヴァック 座談会 音楽に癒される? 佐伯 一彦 本当のことはとうとう分からなかった-菊地成孔×大谷能生『アフロ・ディズニー』書評 佐伯 一彦 Sentimental Journeyの歌詞分析 〜…

高橋昌一郎 / 知性の限界 (講談社現代新書、2010年)

『知性の限界』は立派な本である。文章は端正で、おおらかなユーモアがある。内容も明晰で質実を備えている。わたしはまず書店で購入してから、最初は興奮のあまり大急ぎで読みすすめ、次に不明点を書き出し整理しながら読み終え、最後にゆっくりしみじみと…

高橋昌一郎『知性の限界』から読む哲学入門―本当は恐ろしい知性について

晩秋がそろそろ初冬に変わろうとする2010年の東京。会社員Sはさしあたり読書家と呼ばれている男である。その彼が渋谷区東に所在する、くにのもといをきわむるところの若木タワーにT教授を訪ねた。 S「先生、ごぶさたしてます」 T「おお、佐伯元気だったか」 …

菊地成孔 / 闘争のエチカ (下巻)

USB

「え、菊地さんの新作、USBで出るのマジで?うっわー狂ってるな、って最初は思った。っていうかロットどのくらいなんだろうっていうか。ロットっていうかあれだよ1回しか作らないよな、1回しか作らないかわからないけど、そういうの小売業界用語でなんていう…

中島ノブユキ / メランコリア

CD

中島ノブユキのアルバムはいつもするめのようだ。聴けば聴くほど、するめをゆっくり噛みしめていくときのような味わいがあり続ける。『エテパルマ』も『パッサカイユ』もそうであり続けている。その味わいは、とても紳士的だ。そしてどこか、とても、おそろ…

「想い出のフライヤー展」(id:flyer-info)

細谷(id:takio-h)氏がおとうた通信のマサオ氏による捨てられないフライヤー展にインスパイアされて開かれることに決まったフライヤー展です。 想い出のフライヤー展 開催期間:2010年11月23日〜12月5日(休日・祝日開催 11時〜20時) 場所:新宿区曙橋 i-cafe…

10月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)

わりといろいろな本が読めました。同人誌原稿は、本日執筆終了。書評と評論と散文詩が載ります(予定)。12月の文学フリマで販売します。 2010年10月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:3784ページ ■問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ …

松本人志のコントMHK@総合テレビ

もともとテレビを観ないので、松本人志の一人芝居を初めて観たのだけど、とてもおもしろかった。あと笑い声が入っていなかったのが良かった。

デートコースペンタゴンロイヤルガーデン@日比谷野外音楽堂

2000年の秋に友人(id:takio-h)からもらったコンピCDにデートコースの音源が入っていてわたしは直ちに菊地成孔のマニアになった。当時わたしは尋常ではない不全感に悩まされていたので、ダンスは治療であるとその経験的立場から明言する菊地さんには絶大な信…

9月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)

2010年9月の読書メーター 読んだ本の数:7冊 読んだページ数:1986ページ ■マイケル・ジャクソン (講談社現代新書) 尋常でない愛は人の心を打つ。西寺氏がマイケルと彼の音楽を通して学んだこと。それが本書の読み応えとは切り離せない。マイケル本人への深…

マイルス・デイヴィス / The Complete Jack Johnson Sessions

CD

8月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)

ようやく2桁に復帰。 2010年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:2940ページ ■村上春樹はくせになる (朝日新書) 村上春樹の長編作品を読み返したくさせる点で、評論としても商品としても成功している。各作品に対する批評の精度はともかく…

今冬の文学フリマに参加します

ここ最近はウェブではなく、同人誌的なものにある程度まとまった文章を発表していることが多いのですが、とうとうふたつのグループからお声がけ頂いたので、文学フリマに参加することになりました。詳細は追ってお知らせします。

アトム・ハート&マサキ・サカモト / Alien Symphony

CD

ニカコイ / Requiem For Deranged Robot

CD

ビル・エヴァンズ / Loose Blues

CD

ビル・エヴァンズ / From Left To Right

CD

ジョー・スタッフォード / Capitol Rarities '43-'50

CD

ジョー・スタッフォード / Autumn In New York

CD

南博Go!There / From me to me

CD

7月に読んだ本(読書メーター「まとめ」機能による)

あつさのせい、であんまりよめませんでした。 2010年7月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2508ページ ■BUTTER!!!(1) (アフタヌーンKC) 筆者の作品の主題はコミュニケーションの難しさにおかれているものが多い。本作では、それが高校…