2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

長嶋有 / 猛スピードで母は(文藝春秋)

『タンノイのエジンバラ』が、よい作品だったので、借りてみた。 表題作(芥川龍之介賞受賞)より、「サイドカーに犬」が好きだなあ。母子の話より、兄弟の話がおもしろい、というのはなぜだろう。 『タンノイ・・・』に収録されていた作品では、やはり、姉…

石丸元章 / KAMIKAZE 神風(飛鳥新社)

主に九州を舞台に(かつて彼の地には特攻基地が数多くあったようだ)繰り広げられる ロードムービーなノンフィクション。 まあ、「ノンフィクション」っていう、その、なんての、欺瞞ね(苦笑)。あるよね。 『東電OL殺人事件』とかね。あれは、ひどいですよ…

バッキー白川 / ハワイアンベストヒット

LP

ハワイでは一年中ハワイアンを演奏しているのだろうか。そうだろうな。トコナッツの島だもんな・・・。

セルジオ・メンデス&ブラジル'77

LP

カバー曲が多いです。こう、夏の昼下がりに薄暗い喫茶店でかかっているとうれしい感じの・・・。 むろんコーヒーはすごくまずいんです。採光の悪い喫茶店の新聞紙のような味のコーヒーに合いそうです・・・。

カルメン・マキ&OZ

LP

うーん、かっこいいじゃない!いいな!このグルーヴ!ギター!キター!!

SAKEROCKほか@高円寺円盤

牧歌ジャズっていうのかな、SAKEROCK、いい感じでした。トロンボーンのゆるーい感じとですね、 フレキシブルにグルーヴするリズム隊、激ウマギター、っちゅうね。これはもうちょっと ゆったりと聴きたいですね。円盤は狭いし混み過ぎ。いや、いいお店ですけ…

丸山圭三郎 / 言葉・狂気・エロス(講談社現代新書)

『ソシュールの思想』は、まだ読み終えてません。134ページくらいでうだうだやってるんですが・・・。 これはいい本。いい本ですね。しかも読みやすいのでなおさらいい本です。 サルトルのフロイト批判をさらに批判していたりして。あと形而上学の限界みたい…

牧太郎 / 新聞記者で死にたい(中公新書)

脳卒中で倒れ失語症からの回復を描く一冊。勉強になりました。

石丸元章 / 平壌ハイ(飛鳥新社)

ドーピングしながら平壌を観光。主体思想塔に震え、犬肉に舌鼓を打ち、板門店で国境を行ったり来たり。 道連れの嘔吐。ネオンと無縁の闇に包まれる金日成広場。まじめにふまじめするおもしろかなしずむの世界でありマスゲーム。 人生はゲーム、悲しいゲーム…

養老孟司講演「脳・心の手入れ」(参加無料)概要

メンタルケア協会主催の講演です。 けさの毎日新聞朝刊に広告がありました。以下、引用。 期日:平成16年1月18日(日)13:30開場 講演:「精神対話士10年の軌跡」(14:00〜14:30、深野典之・精神対話士) 講演:「脳・心の手入れ」(14:45〜16:10、養老孟司・…

リミックス小説「バタフライ・ガール」

卒論の息抜きに、チャロラストラの企画「remix空洞」に参加してみました。 2日で書いたんですけど、いやー爪の甘いテキストですねえ。日本語では やっぱり指示代名詞をうまく使わないとアレですな。ちょっとダレますね。 ほとんど推敲してないからな(推敲は…

内田樹 / 「おじさん」的思考(晶文社)

柔らかな感じというのはとてもよくて、うっとり読み進めると、知らぬ間に読み終えている、 といったkanjiであり、やはりかなり中道なkanji。ウッティーのまろやか断定口調は 養老孟司せんせい、橋本治などと共通する感覚で、知性あるひと特有の断定という感…

筒井康隆 / 文学部唯野教授(岩波同時代ライブラリー)

再読です。6年ぶりくらいです。前読んだときは高校生でした。 すこぶる面白いですな。ハイデガーの言ってる「現存在」の 解説なんか分かりやすかったです。本好きはとーぜん読め読め!なのだ。 (ところで「岩波同時代ライブラリー」は「岩波現代文庫」に衣替…

駅名決めるときに揉めた駅

どうでもいいメイニアックな感じがよいです。

内田樹 / 疲れすぎて眠れぬ夜のために(角川書店)

中道を感ずるなあ。仏教っぽい。通奏低音は「聴く」ということの大切さ。

内田樹×鈴木晶「目に見えないズレをまとって異邦人はどこへ行く?」@銀座資生堂9F

とても楽しい対談でした。終演後、内田先生にサインをいただきピースな愛のバイブスに包まれました。 氏の『寝ながら学べる構造主義』が、ことしの夏頃、卒論書けそうパワーを与えてくれたので、なんというか、ある種恩師なのです。 内田先生は、おじ的オー…

フィル・コリンズ / FACE VALUE

LP

こいつも80sだなー。なんか凄いエナジー詰まってます。バリバリってKANJI。

フィリップ・ベイリー / CHINESE WALL

LP

ぐわー。凄い80sだなあ。ぐわー。いや、唄うまいなあ。

ジャニス・イアン / AFTERTONES

LP

ああ。なんか。これは、インドアな音ですな。ていうか、ああ、疲れているからだろうか。とても沁みます。

ハイ・ファイ・セット / FASHIONABLE LOVER

LP

あら。これバッキングがティンパンのメンツじゃないの。あらあら。すごいすごい! ていうか素朴なシティポッピーでうっとりんこちゅう感じですね。好きです。

太田裕美 / こけてぃっしゅ

LP

スゴクイイアルバム!これはCD化されてないようだけれどもいいんですか、ね。→されてるっぽい。 アルバムプロデュースは松本隆先生っぽいね。ほぼ全曲筒美京平作曲。

カーリー・サイモン / BOYS IN THE TREES

LP

いいアルバムだなあ。好きだな。

篠原哲雄監督 / 昭和歌謡大全集

「ブラウン・バニー」とどっちにしようかと思ったのだけど、ちょっと歌謡な気分だったので@新宿。 いやー、松田龍平っていいツラしてますね。ツラで画面がもつ系の役者だね。 「恋愛写真」というひどい映画も、松田&広末の若さで救われてたし。 まあ、原作…

橋本治 / 恋愛論(講談社文庫)

なんちゅうかねえ。圧巻というか。このタイトルで笑っちゃいけないです。 こんなに呆れたのは初めてだなあ。この理解できない感は凄い。文章は やさしいことばなんだけど、こう、感覚としてつかめない感じなんですな。 彼と似たベクトルをもつ厳格にプラトニ…

アンドゥ氏ウェブサイト「チャロラストラ」オープン

サタデーイブニングポストのメンバー、アンドゥ氏(ティングリット奏者)の ウェブサイトです。サタデーの音源もzipファイルで落とせるので、ぜひご一聴を。

ピロスエさんの電気グルーヴ『VITAMIN』@はてなダイアリーが選ぶ名盤百選

愛あるテキストでイイネー!「Snow and Dove」は、ホント名曲だと思います。

「鉄腕アトム生誕祭」サイト

「埼玉県飯能市には世界で唯一の「鉄腕アトム像」があります。」って。知らなかったぜー。 飯能には6年間も通ったのにねえ。しかしそういや、飯能にはムーミンやしきもあるのだった。

20世紀ノスタルジア鑑賞会 更新再開

約3ヶ月ぶりの更新ですが。おーい、ずいぶんメイニアックな話をしてますなあ。 ・・・どうかね。これは。

中島らも / 逢う(講談社)

対談集というか雑談集というか。山田風太郎、山田エイミー、ダブルヤマダーとの対談がわりと印象に残りました。

筒井康隆 / 文学部唯野教授のサブ・テキスト(中公文庫)

『ポスト構造主義による「一杯のかけそば」分析』が最高におもしろく、読みながら笑いが絶えなかった。