2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧
講師:高山博 本日のテーマ:批評の方法について
数年ぶりに代官山へ。開演前より南さんは少なからぬ酒類を召し上がっていたようで酔いどれ詩人なピアニズムは比較的アグレッシブ・ナイトだった。処女エッセイ集『白鍵と黒鍵の間に』から抜粋しての朗読もあって会場の笑いを誘っていた。50分くらいのシンプ…
かるく調べてみるとこの二人の連名アルバムは数枚あるようだ。ということはエラとデュークはきっと馬が合ったのだろう…。しかしながらこの作品からは洗練されすぎていてつまらない印象を受けた。たぶんエラとエリントン楽団それぞれに求めるサウンドがわたし…
1956年(昭和31年)7月、米国ロードアイランド州はニューポートで開催されたアメリカン・ジャズ・フェスティバル最終日におけるエリントン楽団の実況録音。ただし1曲目の『ニューポート・ジャズ・フェスティバル組曲』はライブ録音をそのまま収録せず、後日ニ…
3時間ほどのんびり鑑賞した。いやー最近のY字路を主題にしたでっかいカンバスの作品が良い!年を経るにつれて作品の深みが増していくのは凄いなあ。まあ横尾さんはホントに何かしらやばいビジョンをノードラッグ/ノーアルコールで観ているんだな、だから安っ…
日本における保守とは何かと考える手がかりになる一冊。注釈が丁寧で気に入った。編集者の手によるものだろうか。しかしその丁寧さに反比例して、西部と中島の問答(というか会話)はそれぞれがモノローグを垂れ流しているように感じられる部分も多く、退屈…
T子のエピソードが良い。このエピソードはウェブでも何度も読んだ。実に男心をくすぐる。さらっと2時間くらいで読めてしまうが、暗中模索の生き様には、全体的に重いものがある。しかし、読んでいて、けっして重く憂鬱とは感じさせない。笑いと自嘲の関係に…
精神病院が長らく刑務所的役割も負っていたことがよくわかった。改行が多くて読みやすい。司馬遼太郎っぽい改行だった。
壮絶なポエジー。怒りに関する論考に震える。読むべし。
良い年をしてお買い物お買い物書くのは気味が悪いのでやめたほうがいい。なぜ「お」をつけるのか。掲載誌が女性誌だったから?
スジャータの乳粥エピソードには笑った。
読むの何度目かな。
戦前の作品の好評に驚いた。
石切商店街 入り口 闇市臭を色濃く遺す在日韓国/朝鮮人による商店街が形成される近鉄鶴橋駅から、奈良行きの特急に乗ると15分足らずで石切駅につく。東大阪市に属する石切はふしぎな町である。駅を降りてしばらく大阪方面へ向かって歩くとやがて石切神社への…
写真は奈良公園で鹿が踊っていたので、つい表面的なかわいらしさとものめずらしさに負けてケータイカメラで撮影してしまった。8か月ぶり2回目の訪問。仏像は結構入れ替っていて飽きない。いくつか小さいのが欲しくなったが、決まって重文に指定されている品…
興福寺には国宝館という建物があって、そちらへも足を運んだのだが、国宝とされるインパクト大の財物がたくさんあるのに、展示方法が粗雑で心が萎えた。ライティングもディスプレイもじつに適当な感じである。蛍光灯で薄暗く適当に照らしておいていいのか?…
『17歳のための世界と日本の見方―セイゴオ先生の人間文化講義』を読んで、著者が絶賛しており、面白そうだから行ってみた。奈良駅からバスに揺られること40分ほどで到着。ついたとたん、かえるの鳴き声をバックに、うぐいすが朗らかに歌うのでたまげた。京都…
一番手はキム氏。舞台上手にあるドアから水の入ったグラスを持っておもむろに現れ、アップライトの前に座って、名前も名乗らず引き出す。楽譜かと思われたファイルには、歌詞しか書いていない。美しい声。歌詞は聞こえて来ない。ピアノと声だけで満たされる7…
シナのチワン族を主としていくつかの少数民族の風俗を取り上げた展示。これが420円というのはかなりお得ですぞ。西日本方面の服飾好きの方は足を運ばれたし。本当に彼らの衣服や装飾品は素晴らしい。気になる点といえば、一切かの国の政治的な問題について触…
英国史に全く疎いのでためになった。
講師:副島輝人 本日のテーマ:フリージャズと1960年代 事務局の許可を得て聴講。『日本フリージャズ史』(青土社)で知られる副島輝人さんによる講義。たいへん面白かった。時代状況と諸芸術がどのように影響しあうか、という大きな話から、日本と海外の同時…
読了した興奮がびしびし伝わってくる良い評ですな。
後半、特に木管楽器のアンサンブル(クラ、オーボエ、フルート)が楽しく美しい曲。特にクラリネットが大活躍で嬉しかった。このホールの二階席中央部は弦の響きが素晴らしく、昨日ホールAで聴いたヴァイオリンに抱いた感想と正反対の気分になった。集中力の…
歌劇『フィガロの結婚』より序曲。これは短い。10分と少しで終わった。木管楽器が印象的だった。続いて、ベートーヴェン『ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲』。演奏時間は40分くらいだが、物凄く長く感じた。というか、演奏時間の半分くらい…
知っている人は知っているし、知らない人は知らないことだが、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲できちんと完成したのはこの1曲だけである。指揮はクワメ・ライアン(カナダ生まれ、トリニダード・トバゴ育ちの黒人)、演奏はフランス国立ボルドー・アキテ…
ロッシーニ晩年の作『小荘厳ミサ』。このミサ曲は小ミサ曲のくせに、演奏時間が80分もあるのだ。わたしはひそかに合唱ファンなので、ソリスト4名+合唱、伴奏はピアノ+ハルモニウムというのは面白いかなと思っていたが、さすがに80分は長くてところどころ寝て…
人生相談の回答を通して太郎の激しさが激しく伝わってきて、圧倒される1冊。