THAT OLD BLACK MAGIC

午前零時からJ-WAVEユナイテッドアローズ デイジーワールド」を聴く。
今夜のゲストはコーネリアスこと小山田圭吾。新作『POINT』を携えての登場だ。
ぼくの記憶によれば、彼がデイジーに登場するのは恐らく、初めてのこと。
細野さんとぎこちなくも、あたたかい雰囲気で会話が進む。
やっぱり音楽家は音楽で話しているから、あんまりことばはいらないのかな〜、などとぼんやり思いながら聴く。


先行シングルで出ている「POINT OF VIEW POINT」「DROP」はもちろん良いのだが、
「TONE TEILIGHT ZONE」が風通しのよい感じ。リラックスしていて、かつイマジネイティヴな音世界。気に入る。
細野さんも「落ち着くね〜」と声をあげていた。続く「SMOKE」はロックな感じだ。


細野さんはさいきんNHK「みんなの体操」が好きみたいで番組内でずっとかけているが、
あまりにも内輪なノリになりすぎではないかと多少気になる。


サウンドクロニクルは薬師丸ひろ子の「紅い花、青い花」。
松本隆の、妙に青い詩も、薬師丸ひろ子の声に乗せると、まったく違和感がない。マジック。
そんなに好みではないが、たしかこの曲は’86年ぐらいに出た『花図鑑』というアルバムに入っていたと思う。
以前図書館で借りて聴いたのだが、あまりその時はぴんとこなかった。
今日は涼風の吹きこむ初夏の窓辺で、揺れるカーテンをぼんやり眺めながら、ハッカ飴をなめるような気分を
一瞬味あわえた。ラジオから流れる音楽のもつ魔力だ。


コーネリアスの「BRAZIL」カバーがグッド・ナイト・ミュージック。
細野さん『POINT』をかなり気に入った様子。沢山かけたなあ。
砂原良徳が『LOVEBEAT』で登場した以来の気に入り様ではないか。


どくだみ茶をすすりつつ、午前1時半過ぎ、就寝。