I’LL ALWAYS BE IN LOVE WITH YOU

溝口のサニーサイドにお邪魔する。
今日お店でかかっていたのはHerb Ellisの’79年の作品『Soft & Mellow』。
ギターが非常にレアなひびき。レス・ポールのデッカ時代の音を思い起こさせる感じ。
そういう古き良き時代の雰囲気を残しつつ、全体としては洗練されて都会的なひびきになっているところも面白い。
彼はウエスト・コースト・ジャズ最初期からの手だれだそう。


壁にディスプレイされていたMel TormeMel Torme Swings Shubert Alley』(Verve,1960)を試聴させていただく。
メル・トーメは非常にうたがうまい。発声がすばらしいし、ことばのひとつひとつをおろそかにすることなくきちんと
うたって、とてもききやすい。バックのバンド・アンサンブルも文句無しで、音楽のダイナミクスがほんとうに豊かだ。
とても柔らかなバイブを放っている。
聴いているだけでハッピーな気分になった。