スパンクハッピー リップシンクミニライブ



岩澤瞳のドレスアップ具合に、ちょっと本気を感じたスパンクハッピーですが、
中ブレイク、あるいは小ブレイクを狙って、ちょっとずつプロっぽくなっていくのかもしれません。
しかし、チークの色が凄かったなあ。ああいう色は、いろんな粉(!)を混ぜて作るのでしょうか。


菊地さんは、トークでの異様な緊張感から解放されたようで、「最高」という表情をしながら、
マリリン・モンローことノーマ・ジーンが愛用したシャネルの5番を噴霧していました。
シャネルの5番はなぜか、昔祖母が使っていた香水の匂いがして、ノスタルジックな気分になりましタンゴ。


楽曲にかんしては力強い筋を通した感じの倦怠感で、やはり白眉は12月に発売される
アルバムタイトル曲「ヴァンドーム・ラ・シック・カイセキ」でしょう。
菊地さんと、岩澤瞳のそれぞれ長いモノローグが、サビを挟み込む構成のこの曲は
ふたり揃って嬉々とした表情で「シック、シック♪」とつぶやくのでなかなか恐怖です。
chicにsickなのか、sickにchicなのか。どちらにしろ、楽曲のしぶとそうなミニマル感覚も
併せてとても麻薬的な印象を受けました。しっかし、メランコリーにも堂が入ってきた、
という感じでしょうか。ファーストより、ある意味ヘルシーかもしれません。寿命が延びそうなKANJIが。