坂本龍一ニューイヤー・スペシャル (NHK-FM)




                         坂本 龍一
                         佐々木 敦

潮来笠」                  (橋  幸夫)
                    <VDR−1095>

「黒いはなびら」               (水原  弘)
                   <CT28−5505>

上を向いて歩こう」             (坂本  九)
                   <CT25−9042>

「こんにちは赤ちゃん」            (梓 みちよ)
                      <BY32−9>

月光仮面」                 (近藤よし子)
                  <52DH−612〜3>

「快傑ハリマオの歌」             (三橋美智也
                   <KICW−8504>

「七人の刑事」                (山下 毅雄)
新日本紀行
                  <52DH−612〜3>

「南国土佐を後にして」            (ペギー葉山
                    <K32X−197>

「メロンの気持ち」              (森山加代子)
               <COCP−33086〜87>

「アカシアの雨がやむとき」          (西田佐知子)
                  <H32P−20031>

モスラの歌」              (ザ・ピーナッツ
                   <KICS−2451>

「人形の家」                 (弘田三枝子
                  <32C31−7780>

「真っ赤な太陽」               (美空ひばり
               <COCA−14190〜91>

「唐獅子ボタン」               (高倉  健)
                   <KICX−2234>

ザ・ヒットパレード」         (すぎやまこういち
                  <52DH−612〜3>

「花の首飾り」              (ザ・タイガース
              <H50P−20199/200>

「くれないホテル」              (西田佐知子)
                  <H32P−20031>

「美貌の都」                 (郷 ひろみ)
                    <MHCL−495>

「くちびる・ネットワーク」          (岡田有希子
                  <PCCA−01307>

「ワンダー・トリップ・ラヴァーズ」      (岡田有希子
                  <PCCA−01307>

「バレエ・メカニック」            (坂本 龍一)
                 <WPC−10241〜2>

「クロニック・ラヴ」             (中谷 美紀)
                  <WPC6−10009>

「雪列車」                  (前川  清)
                  <PCCA−00038>

「恋はルンルン」               (伊藤つかさ
                      <35JC−5>

「春風の郵便屋さん」             (わ ら べ)
                   <FLCF−3613>

「チャイナローズ」              (金井 夕子)
                  <PCCA−01649>

「哲学しよう」                (山田 邦子)
                   <VICL−3002>

「鏡の中の十月」               (小池 玉緒)
                    <50XA−249>

「マインド・サーカス」            (中谷 美紀)
                   <FLCG−3023>

「砂の果実」                 (中谷 美紀)
                   <FLDG−1009>

「ノルマンディア」              (坂本 龍一)
              <RZCM−45783〜4/B>


  • 2004年クラシック、2005年民俗音楽、2006年洋楽と特集してきたので、2007は邦楽和製ポップス(歌謡曲)特集。
  • 佐々木敦は2年ぶりの出演
  • 教授は来日するたびにヒットしている曲名が全然分からない
  • ヒット曲の消費されるサイクルはどんどん短くなっている
  • 橋幸夫潮来笠」は1960年のヒット曲
    • 民謡/歌謡曲が未分化な時代
    • 民謡…明治時代くらいに整えられていったものが多い(近代的なもの・教授談)
  • 「黒いはなびら」(中村八大作曲)
    • ジャズっぽい。メロディラインとハーモニーがモダン
    • Aメロのほとんどはペンタトニック
  • 上を向いて歩こう」(中村八大作曲)
    • Aメロはペンタトニック。サビでFコード。これはかなりきてる(教授談)
      • 今聴いてもいい
    • メロディの良さ、曲の良さ
    • 真似して曲を作ったこともある(教授談)
  • 「こんにちは赤ちゃん」(梓みちよ) 。
    • 映画音楽・ミュージカル風の洗練されたアレンジ。
    • 夢であいましょう
    • テレビ主題歌/テレビが娯楽の王様
  • 月光仮面
    • 日本は「月」の文化
    • 憂いがある
  • 怪傑ハリマオ
  • 「七人の刑事」(山下毅雄)。
    • イントロがアブストラクト。ボンゴがすごい。エンディングの盛り上がりがとてつもない。
  • 新日本紀行」 (冨田勲)。
  • 傑作。KYRYNバンド時代にカバーしたことがある。
  • この曲は素人が聞いても分かるように、教授の「戦場のメリークリスマス」に影響を与えている(ウッドブロックの「カーン」)
  • 「南国土佐を後にして」(ペギー葉山
    • 1959年。こぶしが入っていない洋楽っぽい歌い方。
    • 女性歌手全盛の時代
    • 謡曲におけるラテンアメリカ音楽の影響
    • 異国情緒
  • 「アカシアの雨がやむとき」(西田佐知子)
    • 60年安保の敗北感と共に運動学生に愛唱された
  • モスラの歌
  • 「人形の家」(弘田三枝子
    • ホルンが出てくる
    • ロックっぽいベース
    • ロックミュージカル「ヘアー」「ジーザスクライストスーパースター」の流れのアレンジ
    • 弘田三枝子コニー・フランシス的な歌唱法
    • ベルボトムの頃の音楽。1969年末
    • 1967年〜70年安保の盛り上がり。
  • 「真っ赤な太陽」(美空ひばり
    • バンドのリズム隊が核になっているサウンド
    • R&Bの影響が、GS/ロック経由で現れている
    • 美空ひばりのアレンジを担当したことがある
    • オケ制作中のスタジオに差し入れがあり、ひばり本人から電話がかかって驚愕した
  • 学生時代は映画を見ていた
  • ザ・ヒットパレード」(すぎやまこういち
    • バタ臭いポップス歌手がたくさん出演していた
    • すぎやまこういちは後にドラクエの音楽で大成功
    • すぎやまこういちがタイガースを命名
      • タイガース
      • テンプターズ
      • 新宿ACB。朝からファンの女の子たちが店の前に並んでいた高校時代
      • 下校中にショーケン沢田研二が向こうから二人並んで歩いてきてまぶしくて物陰に隠れた
      • 似たようなエピソード。NYの五番街でチラシを配っているアンディー・ウォーホルに遭遇。物陰から30分くらい見つめる。
      • 思い切って自己紹介をしたら、チラシに電話番号を書いてくれた
      • 恐れ多くて電話できず、2年位後にウォーホルは死去
  • 筒美京平作曲 「くれないホテル」(西田佐知子)
  • 「美貌の都」(郷ひろみ
  • 「バレエ・メカニック」(坂本龍一) は岡田有希子に提供した「ワンダー・トリップ・ラヴァー」のセルフカバー
  • 「雪列車」(前川清
  • 「恋はルンルン」(伊藤つかさ
    • アイドル提供曲の中ではお気に入り
    • ドラムもベースも自分でやっている
    • 当時のニューウェーブサウンドに憧れ/刺激されていた
    • ジャンル越境がスリリングな感じがあった
  • 「春風の郵便屋さん」(わらべ)
  • 「チャイナローズ」(金井夕子)
  • 「哲学しよう」(山田邦子
    • 謡曲と呼んでいいか分からないが、細野さんの書いた曲の中でとても好きな曲(教授談)
    • 作曲、編曲 細野晴臣
  • 「鏡の中の十月」(小池玉緒)
  • 「マインド・サーカス」(中谷美紀
    • お互い「知的な遊び」という感じで制作した(教授談)
    • 熱くなって音をたくさん重ねちゃう癖がある (教授談)
    • 胸に迫る名曲(佐々木談)
    • 売野雅勇の作詞が凄い。言葉遣いがユニーク(教授談)
  • 「砂の果実」(中谷美紀
    • 曲の雰囲気はプロコル・ハルム「青い影」の影響。ポップスの王道という印象。
    • 英語版「The Other Side of Love」は坂本美雨歌唱
    • 中谷美紀との作業...お互いに「異世界」で遊ぶ
    • ヒットさせなければならないというプレッシャーはなかった
    • 『私生活』...奇妙なアルバム。実際に中谷に生活音を録音させてそれを素材に制作した
    • 坂本龍一の履歴の中でもユニークな時期だった(佐々木談)
  • いろんな意味で自分をインスパイアしてくれるひとと作業をしておもしろがりたい(「また歌物やりませんか」という佐々木に答えて/教授)
  • 「ノルマンディア」(坂本龍一