2004-05-19から1日間の記事一覧

中島らも / 心が雨漏りする日には (青春出版社)

欝病、躁欝病の罹患履歴。むろん書いているのが他ならぬ中島らもですから深刻でなくて、笑い転げながら読めるわけですが、罹患者(罹患という 言い方は正確ではないような気がする)はこの本を読めるのだろうか、などとしばし考えてみたり。

養老孟司 / 運のつき (マガジンハウス)

(これも語り下ろしの企画なので)『バカの壁』の二番煎じかな思っていたのだけれど、さにあらず。 敗戦と、学園紛争へのルサンチマンが養老的に炸裂し、人生の主題は「世間との折り合いをつけることでした」とまで言い切ってしまう。 養老孟司だから出せる…

養老孟司 / アタマとココロの正体 (日経ビジネス人文庫)

脳科学についての専門的な話をしているので、甘いタイトルにだまされないようにご注意ください。

養老孟司 / 脳が読む (法蔵館)

本をダシにしての養老節が堪能できる。立花隆『サル学の現在』を非常に誉めていて、 養老先生でもこんなに誉めることがあるのかとびっくりして思わず『サル学の現在』も図書館で借りてしまった。

ああ おとなになるとはむずかしいことよ・・・・ うふふふっ

最近の読了本。