2006-02-11から1日間の記事一覧

町田康 / 壊色 (ハルキ文庫)

第4章 (「唱歌注解」全アジアの女性たちよ)がとりわけおもしろい。散文もあるが、詩人としての非凡なセンスを感じさせる1冊。

高橋徹 / 月の輪書林それから (晶文社)

カネのやりくりに困りつつも、浮世離れした古本屋亭主の姿が見えてくる。目録作りに日々を費やし、夜はビール。こういう生き方もあるのだな、と思う。なにがいったいしあわせか、というのはなかなかむつかしいもんだいであります。