スピッツ「三日月ロック」

借りる。


まず桑田の新譜だが、相変わらず歌謡ポップで聴き心地の良いロックサウンド
載った、桑田歌唱を、聞き流すのも気持ち良い。ソロは基本的に厭世的な空気を
漂わせた歌詞が多いのだけど、歌詞はまあ、どうせ聴いてないし(苦笑)。
彼のソロアルバムでは「孤独の太陽」をリアルタイムで愛聴していたのだけど、
あの濃密な感じはないなあ。タイトルは反語的に付けたのではないかと思いまっす。


で、次、「ディア・ユーミン」。前世紀末からここ数年というもの異常にベスト盤
トリビュート盤という名のカバー集が乱発されているように思いますが、おりしも
最近「クイーンズ・フェロウズ」というユーミンのカバー集が出たところ。この
アルバムについて言えば、発売前に槙原敬之がお薬でお縄になって彼のトラックが
オミットされて発売されたことでしか印象がないのだが、うーん駄カバー集といって良いのでは。


最後に、スピッツ「三日月ロック」。これ割にイイですね。スピッツはエンジニアに
寺田康彦を起用した「ハヤブサ」から音の抜けが非常に良くなったのだけど、この
アルバムも引き続き寺田がレコーディングを担当。いいんじゃないの。
スピッツはもうなんといっても草野マサムネのボーカルと彼の書く草野節が
肝なのは皆様ご承知の通りなんですけど、サウンドはだんだんハードになってきてるようです。