Caravan / In The Land Of Grey and Pink (1971, Decca)



いわゆるジャズ・ロックなの???オルガン鳴ってるね。むしろ前半は
あたたかい男声中心のコーラスも巧みなソフトロックな趣。ビートルズ
ぽかったりする曲があるのは英国の伝統なんでしょうか。牧歌的に長い
ギターソロでマターリしたり。ちなみに5曲目の「9フィートのアンダー
グラウンド」という組曲は前半フュージョンな音で後半は盛り上がって
ジャズ・ロック風情に。コレコレ!これを待ってたの。端整で器用な
人達ですね。リチャード・シンクレアのヴォーカルは、男カレン・カー
ペンターかと思わせるほど、癖のないソフト感じでたいへん好みです。
ほのかにエロティックで、地味だけどずっと聴いていけそうなレコード。