野田努『ブラック・マシーン・ミュージック』(2001, 河出書房新社)再読中



ジョンソンが旅をしながら見つけたことは主として次のことであった―「人生は
本質的にごまかしであり、それを取り巻く情況は敗北的なものである」という意識、
そしてその埋め合わせをしてくれるものは゛幸福と快楽"ではなく、苦痛から生じる
もっと奥深い満足だ。


これは本文中に出てくるグリール・マーカス『ミステリー・トレイン』(1975, 第三文明社
からの引用なのだけど、非常に心に沁みる一節です。というかこの本、ホントに素晴らしい。
読んでると凄く熱くなるんだよな(笑)。あっという間に読み終わりそうだ。