中村うさぎ『美人になりたい』読了



プチ整形から、メスを使用する本格的な整形まで、自身の体験を綴ったもの。
ビューティーエキスパート(どういう職業だ)の大高博幸、タカナシクリニック
院長、高梨真教、松沢病院医長(精神科医春日武彦との対談もおもしろいです。
思ってたとおり、やはり美容整形も、最終的には「美とはなにか」という問題に
つきあたることが分かって楽しかったし、著者の「整形は自信を持つためではなく、
自身の『顔』を捨てて、他者からの逃走が図れる=自我防衛の道具である」という
論理が新鮮でおもしろかった。ていうか読み終えたら午前5時になってたり(苦笑)。