内田樹『寝ながら学べる構造主義』読了



この本を読んだきっかけはいろいろあって、細かい話はあっちに書いたけど、junneさんの日記の6月19日分で見た
内田樹『私の身体は頭が良い』というタイトルにも惹かれたので、これも読むと思います。
そういや、先日読んだ『翻訳語成立事情』にも「構造主義」ってことばがでてきてた。
柳父章翻訳語成立事情』は、すばらしい本なので、自意識(自言語)過剰なひとは読むと良いです。


刺激的過ぎて、一回読んだくらいではとても理解できない。ので、また読むと思います。読んでる間中、心臓がどきどきしてた。
つうか、内田さんにフーコーの『性の歴史』を訳していただきたいです。
渡辺守章ていう有名らしいひとの『性の歴史』、この人の訳、ちょっとわからない。
術語の問題とか、元の文章が難解ってのもあるんだろうけど、もうちょっと非衒学的に訳してほしいなあ。無理?
とりあえず、この本ではフーコーの箇所だけ、3回くらい音読しました。読み終わるのに、3日かかった。


フーコーのいう「権力」が「国家権力」や「イデオロギー(装置)」じゃないってことはわかったよ。
「権力」=「知への意思」っていう理解でオーケー?
人間のいろんな活動を、分類/命名/標準化して、それを誰でもアクセスできる知の百科事典みたいにしようとするはたらき=「権力」って理解でオーケー?