倉島節尚『辞書と日本語』読了



三省堂大辞林』(初版)の編集長をつとめた筆者による、辞書編集概論&経験談
広辞苑』レベルの大きさの辞典を、中型辞典というのだとはじめて知ったり。


ヘボン大槻文彦蘭学者大槻玄沢の孫)、見坊豪紀(けんぼうひでとし)の
3人の辞書編集者にまつわる話がとりわけおもしろいです。
赤瀬川原平新解さんの謎』を楽しく読んだひとには、164-5ページに出てくる
山田忠雄新解さんの編集主幹)のエピソードを読むだけでも読む価値ありだな。