内田樹 / 子どもは判ってくれない(洋泉社)



「子ども」という表記が朝日新聞っぽいですね。ていうか、そんなことはどうでもよいのだが。
氏のページで読んだことある内容が多いけれども、「現実が複雑であるときは、話も複雑にするのがことの筋道というものである。」(p.20)という一文が印象的。


「どんな会議でもそうだけれど、会議を持つことの目的は、ある提案に対して同意を求めることより先に、
まず「ものを決めるときは、合意がある方がいいよね」ということについての合意を形成することである。
まず必要なのは、個別的な事案についての合意ではなく、「合意することの重要性についての合意」である。」(p.21)