松村喜雄 / 乱歩おじさん(晶文社)



江戸川乱歩(本名:平井太郎)の甥による乱歩紹介本。昭和18年の作「偉大なる夢」(→去年読んだ感想)が評価されており、うれしかった。
大東亜戦争中の日本が舞台になっており、日本が米国に勝利する為の秘密兵器の開発(軍事機密)をめぐる日米の攻防が
描かれているため、松村が指摘するとおり大政翼賛なテイストもするけれど、なんともいえずこの「偉大なる夢」は好きなのである。
ライトな乱歩ファンには、翻案や代作のエピソードが楽しく読める一冊。


久々の購入CDs