アンサンブル・モデルン@東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル



id:junneさんのお誘いで、初台はオペラシティでアンサンブル・モデルンを聴いてきました。フランク・ザッパのカバー作などがあるようですがそのようなことは露知らず。「20世紀の古典から委嘱新作まで」というテーマの下5曲が演奏されました。見たことのない打楽器やら吹奏楽器やらが沢山あっておもしろかったです。


指揮:フランク・オルー
演奏:アンサンブル・モデルン


1. ドビュッシー作曲、ベンノ・ザックス編曲 / 牧神の午後への前奏曲


半音で下降するメロディと、海に潜って水面をぼんやりみつめているような雰囲気の和声で良い感じでした。


2. 鳥養潮(とりかいうしお)作曲 / Venus Is the Plane


いかにも、というような現代音楽のクリシェに満ちており、最初は面白くて笑いながら見ていたのだけど、演奏中に眠りました!気持ち良かった。


3. イェルク・ヴィトマン作曲 / フライエ・シュテッケ


凄くエキサイティング!楽器の奏でる音へのフェティッシュと緩急持ち合わせたフラグメンツから構成されていた。ファゴットやその親分のような吹奏楽器、コントラバスなどの低音も気持ちよく満足!明らかに尺八を模倣したフルートのフレージングがあり、微笑ましかった。


4. シュトックハウゼン作曲 / アデュー


指揮者がストップウォッチを片手に、何やら確認しながら演奏。動物たちが森の中に集まって雑談に興じているようなユーモアがあった。オーボエ大活躍!素敵過ぎ。


5. シェーンベルク作曲 / 室内交響曲1番 作品9


音楽(作曲)に対する迷いのような印象を覚えた。しかし、かっこいい曲。作品番号から言って、初期の作品のようです。ロマン派っぽい情緒あるフレーズをサンプリングしたり、そこからスパイラルさせていくようなメロディが面白い。ファゴット大活躍!バスクラ奏者がいたのも低音が充実していて良かったです。