スロラナ@下北沢Que



 午後7時半からライブ。マコト(id:mktz128)氏と、下北沢駅前で待ち合わせてQueに向かい、スロラナの出番前にはいしたに(http://mitaimon.cocolog-nifty.com/)さんがいらした。


 一番手はとり・みき中川いさみらの「青いからすぐち」というバンド。かぐや姫井上陽水らのカバーをやっていた。フォーキーでした。

 
 二番手の若者バンド、ホールステアズは矢野顕子の「ラーメン食べたい」や西岡恭蔵「プカプカ」をやっていた。なんとなく35歳くらいな下北テイストだと思った(根拠なし)。


 三番手が、スロラナ。山本直樹先生がギターの弦を切るなどのトラブルなどありつつも、最近では出色の演奏ではなかっただろうか。ちなみに山本先生はシルバーアクセサリとおしゃれTシャツを着用されていました。あと、あのメガネ、ゴーグルのようなメガネが気になりました。それにしても、デューセンバーグよい音でした。リードギターの白石さんには、ぜひジェフ・ベックのカバーを演奏していて頂きたいです。はまりそうだもの。曲目は以下の通り。


1. GOOD BYE PORK PIE HAT(チャーリー・ミンガス
2. EPISTROPHY(セロニアス・モンク
3. 僕の縄(YMO「CUE」のカバー)
4. ビートルズ「With A Little Help From My Friend」のメロディに日本語詞をつけた曲
5. 夜霧の善福寺川


 最後にイベントの主催者(下北にあるバー:バジブズークのマスター)バンド、アチョリキックスが出てきて、元L←→Rの黒沢秀樹や、Sowan Songという関西弁の歌手を交えて、英語のロック音楽を演奏。ベーシストがダンディなおじさまですてきでした。ドラマーもただならぬ骨太ビート。


 黒沢秀樹のおそるべきハイトーンさすがのプロシンガー。Sowan Songという若いシンガー(まあ30代だろうけど)の声は往年の原田真二南佳孝を足して2で割ったような感じで、実に好みの声でした。自作曲と思われる2曲もなかなかの出来で、良い拾い物をした気分で帰宅。そういや「SEX, DRUG AND ROCK'N'ROLL」(訳詞:やまだないと)という曲では山本先生がご機嫌でボーカルをとっていらしたなあ。黒沢秀樹と山本先生がおんなじステージで演奏しているというのは実にふしぎな按配でした。


 今回はなかなか音楽的濃度の高いライブだったように思います。といいつつ、昔出ていたヒゲーズ(ひげをつけた女性たちが、ファンクを演奏する愉快なバンド)なども懐かしい。スロラナのライブに通うのもこれで5年目になるのでしょうか。月日の経つのは早いものです。