クライブ・ブロムホール / 幼児化するヒト (河出書房新社)

幼児化するヒト - 「永遠のコドモ」進化論

  • 幼児化→寛容さ、相互依存(社会的利益大)
  • 過度の依存はさまざまな心理的問題の原因になる
  • 幼児化は集団規模を大幅に拡張させるための適応か
  • 乱婚の衝動(オス主導)から一夫一妻(メス主導)へ
  • 同性愛は、異性愛より少し前の社会行動の段階に止まっているだけ
  • 同性愛者には高い知的発達と倫理教養に特徴がある(経営、芸術、教職、ケア産業、サービス産業、宗教の分野に活躍する人が多い)
  • ペドフィリアや、近親相姦も幼児化に伴って現れた社会行動のひとつ
  • 一夫一妻が優勢な集団ほど幼児化の程度が大きい(男性の睾丸は小さい)
  • モンゴロイドネオテニー幼形成熟)的な要素が強い
  • ネオテニー進化論:形態上の幼形進化があり、それに付随して行動も幼児的になった(多数派)
  • 重要だったのは行動上の幼児化で、数々の身体的特徴が付随して現れた(筆者の意見)