GUIRO@秋葉原クラブグッドマン



 名古屋からやって来たGUIROのライブを観てきた。最初は特にボーカルが不安定だったけど、後半はなかなか良かった。ジャジーなピアノと、ボサ的なメロディと複雑なリズムで構成された技巧的な曲が多かった。演奏するのがとても難しそうな曲ばかりだ。ボーカルの安定感が出れば、より素晴らしくなると思うし、バンドとしてのダイナミズムも欲しい、というのが率直な感想。最初のシングルしか聴いていないけれど、もう少し聴き続けていきたいバンドである。
 今のところ、4枚のシングルがリリースされており、東京近郊だとディスクユニオン各店や高円寺の円盤で手に入ると思う。70年代のティン・パン・アレー人脈が好きな音楽ファン以外に、ボサノバ好きやブギウギ好きにも気に入ってもらえそうだ。彼らの音楽性は豊かで、控え目で品の良いシャイな芸風が東京で受けそうだ。今後も機会があれば観に行きたい。