2006-02-15 網野善彦 / 続・日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス) 本 「百姓イコール稲作民でない」というテーゼから、日本の歴史を大きく捉えなおすことが出来ると主張する1冊。 中世から近世にかけて僧侶や山伏が金融業や貿易に携わっていたという事実もさることながら、儒教思想とマルクス主義史学に共通する「農民」観があるというのがひじょうに興味深かった。