[催]UA×菊地成孔@六本木TATOU TOKYO



エスクァイア誌の企画と日産の提供で開催されたUA×菊地成孔のイベント「Exclusive Jazz Night」に招待されたので、行ってきました。すきっ腹に酒を飲んだら、ライブ開始5分後に立暗みに遭ってしまい、滝のような汗をかきながら、中座しました。文字どおり顔面蒼白になっていたようです。回復してからは、会場に戻らず、タクシーを呼んで頂き帰宅しました。残念無念。会場スタッフの皆様にはたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
 会場の中ほどに、医師の方(男性)がいらしたらしく、途中でしゃがみ込んだ時に、脈をとって頂いたことを憶えているのですが(あの落ち着き様はプロの方だと思うのです)、その方にもここで併せてお礼を述べたく思います。おかげさまですっかり回復しております。ありがとうございました。


1曲目の「Over The Rainbow」がものすごくゆっくり聴こえたのですが、あれは酔っ払っていたせいもあったのかな。立ち暗む前、5分間くらいずっとUAを見ていたんですけど、もう、ほんとにかぶりつきで見ていたんだけど、彼女のイメージが、自分が倒れて、その後、回復してからも、鮮烈で鮮烈で。「UAかわいい!」とかいうんじゃないんだけど、なんかねー、スコーンと抜けた空気感を身にまとっている感じで、もうねー、なんかねー、なんかねー(ことばにならない)という感じでしたよ。近くで見ていても、オーラ!!みたいな強烈な感じはないのね。でも、UAはまるで毛並みうるわしい鹿みたいでした。あんまり長く見ていたら頭がおかしくなったかもしれないので、途中でぶっ倒れて良かったのかな、って思うのは、頭がおかしくなっている証拠かもしれません(最近、本当にちょっとナチュラルハイ気味で困っているんですが)。
 結局、菊地さんのサックスの音色は1音足りとも聞くことができませんでしたが(聴けたのは、坪口さんのピアノ、鈴木さんのベース、UAのボーカルってとこだったような)、8月9日の日比谷公会堂公演まで妄想逞しく、アルバムを聴くことにします。なんだかまるで悪夢のような、ふしぎな夜でした(周囲の人にかけた迷惑を除く)。