クレヨンしんちゃんを山車にした「青空侍」の映画だなあ。丁寧ではあるが、やりたいほうだい。小さなお友達はおいてけぼりですな。だいたいハッピーエンディングではないし。でも、子供がどういう作品を喜ぶかといったら、作り手の「手を抜いて無い感」が炸裂しているものに違いないと思う。
これを観てホロッとくるのは大人なんだろうけど、訳が分かんないなあでもドキドキしたぞなんで最後に死ぬのかなあと何かしら強い印象を胸に刻めるのはきっと子供なのだと思います。言語化できなくても、きっとエモーションがくすぶって何かの折に心の中で思い出される作品になるんじゃないかしらん。そういうの良いね。