講師:岸野雄一
近年の音楽イベントの宣伝媒体としてはその規模を問わずインターネットを利用することが多くなり、人の手をかりず「身内」で「身内」を呼んでやる、「仲間内イベント」が多い。簡単に言えば、mixi内コミュニティのオフ会の延長のような感じで行われている音楽イベントが多く、「外」からの視線を排除しやすくなる傾向にある。まずはそこからがスタートなのだが、音楽イベントを催す際に、段々と規模を広げて「身内」だけの祭りにしないようにするにはどうしたらよいのか、どうすべきかという話。
- 岸野さんの提示した、音楽の分類。
- 1. ブログ・ミュージック...個人が発した声。自分語りや自己実現を求めるような音楽。まずはそこからはじまる。
- 2. コミュニティ・ミュージック...上記の内容が、周囲の人間にある程度認められたもの。
- 3. ポピュラー・ミュージック...いわゆる商業音楽。ポップス。下記2つに分類できる。
- 3-1. マーケティング...基本的には購買層の調査研究などをして、大量消費を狙う現在進行形のヒットチャート用音楽
- 3-2. レジェンダリー...いわゆる過去の偉大なポップス。特に宣伝を要さなくても売れ続ける音楽。たとえばクイーンや、ビートルズなど。