映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース/第21回講義@京橋・映画美学校
講師:大谷能生、岸野雄一
本日のテーマ:2001年〜現在の音楽
- 音楽を考える:下記はそれぞれ関連しているが、分けて考えたほうがよい
- 20世紀ポップスの代表的なソングフォーム:8ビート(ビートミュージック)
- ♪Aerosmith / Draw the line
- ♪Red Zeppelin / Bonzo's Montreux
- ♪Captain Beefheart / Veteran's Day Poppy
- リズムの揺れ→前半が早く、後半が遅い(現在は16ビートでカウントできるリズム)
- ♪Shaggs・・・全員ズレたまま演奏し続ける(歌/ギター/ドラムス)
- ♪Residents・・・ファシズムとしての8ビート
- ♪This Heat / Horizontal Hold
- ♪sim / 6:4:6
- ♪sim / sis
- ビートの細分化/基礎単位のキープ力/ズレ力/ループの理解
- ♪エグベルト・ジスモンチ・・・TR-808を使用して、個人的な感覚を表現
- ♪エトロン・フー(Etron Fou)
- ♪フェルディナン&ディプロメイツ
- ♪ウンペルティポ
- 「うりゃ」という感じや「あうん」をコンピュータで表現できたら面白い
- 8ビートを共有できるという幻想が50年ほど続いた
- 流通/メディア・・・ネット配信
- なぜ音楽を聴くか・・・ほかにも聴く人がいるから→ポピュラリティの起源
- 阿久悠作詞「UFO」を共有できなくなるのではないか
- リスナー/音楽消費者/リスニング(聴取方法)
- ♪杉本拓、ケビン・ドラム / Duo(1998年、ギターデュオ)
- 音の探求
- 音から演奏者を切り離す
- 構造/時間軸を放逐
- テクニックを捨てる
- sonority...音のtexture感
- ♪杉本拓 / Hitotsu(2003年)
- ♪リュック・フェラーリ / ほとんど何もない 第1番(原題:Presque Rien No 1)
-
- 録音・再生技術→デジタルシステムエラーを録音して作品にする(Oval)
- CDは「データ」を聴いているということ
- Ovalと比べると、池田亮司はクラシック(構築系)
- 「楽曲」という概念に対するアンチテーゼ/疑念