秋も一箱古本市2007(谷根千界隈)



 思った以上に地味な催しだった(春のほうが賑わいがあるらしい)。一箱古本市(有志が段ボール箱一箱程度の本を持ち寄り、即売する)を5か所のうち、3か所回る。古本市というよりは、本の匂いを時折かぎつつ、谷中〜根津〜千駄木の町歩きを楽しんだ感じ。この辺りは戦後すぐに建てられたであろう、古い建物や、ひとがすれ違えないような細い路地が多く、鄙びた雰囲気があってなかなか良かった。結局、本は一冊も買わなかった。
 しかしなんですね。愛想よくとは言わないが・・・もうちょっと売る気を出したほうがいいんじゃないの・・・という店主が多かった。いろいろ準備などたいへんだったのかもしれないけど、そんなの客には関係ないしね。やる気がない感じはけっしてきらいじゃないんだけど。いや、微妙だな。自分があそこに座ったらどう振舞うだろうかとかいろいろ考えて、面白かった。