BRAINZ:20世紀の「批評」を読む 第3回:蓮実重彦『映像の詩学』を読む@渋谷HEADZ



講師:大谷能生


質疑応答・雑談を含めて2時間半ほど。今日は蓮実重彦『映像の詩学』(1979年)が取り上げられた。『映像の詩学』のうち、第一章「《巨匠》たちの挑発」からジョン・フォードハワード・ホークスジャン・ルノワールが論じられたテキストを要所要所読んだ。映画の内容(物語)を語りながら、映画そのものの原理に肉薄するレトリカルな文章構造を、大谷さんのガイド/読解/解釈を通して、良く理解できた。時間を間違えて一時間早く着いてしまったので、喫茶店である程度文章を読み込めたのと、大谷さんの語り方が回を重ねるごと明晰になっていることの相乗効果かもしれない。