映画美学校/音楽美学講座/クリティック&ヒストリーコース高等科講義@京橋・映画美学校



講師:大谷能生岸野雄一


本日のテーマ:音楽について何を書くか

  • CDを構成する要素
    • 演奏者の名前
    • アルバムの名前
    • ライナーノート
    • 歌詞カード
    • ジャケット(デザイン)
    • 宣伝チラシ、はがき


  • 印象批評=我の強さ=妄想を外へ広げる
    • 印象批評の面白さはディーテイルである ex.いつ/どこで/だれと/どんな風に/なにを/どうした...
    • どういう風にやっているか/なぜそれをしたいのか
    • ブログ的環境とブログ的文章
    • マテリアル(素材)とコンテクスト(文脈)の乖離
    • 直観と偶然
  • 形式批評=理性=音楽の楽曲構造/サウンドの形式/印象を分析する


  • 批評の前提を考えてみよう
    • たったCD1枚にいろいろな付帯情報が詰まっている
    • では何に注目するか=どうやって比較するか=焦点化(フォーカシング)の作業
    • バンドである(個人が組織か)
    • 即興である/即興的である(サウンド/演奏の傾向)
    • 朗読である(歌ではない)
    • シアトリカルである
    • 若さ(若い/古い)=時間軸
  • 情報から距離をとるのはなぜか。すでに情報がたくさんあるから
  • 腑分けをしないと話にならない
  • 友達から貰ったデータやメディアを捨てられるか
  • いかに気にさせる(興味を持たせる)か...興味を持たせない/気にさせない音楽=ミューザック/エレベーター・ミュージック