大谷能生&門松宏明の革命後夜祭@渋谷アップリンクファクトリー



代休だったので午前中はのんびり過ごして、ご祝儀気分で出かけたら思いのほか盛況(失礼・だけど月曜日だから、客の入りが悪いんじゃないかと思って心配したんです・ていうかおまえ何様だ)でした。


なにか自分にとって初めてのものを体験したら「なんだろう?」という思いを持ち帰って考える、気軽に見切りをつける=分かったり、共感しないで、つまり結論を出さないまま、本にしたと言う両氏(主に門松さん)の発言には愕然とした。つまり、『大谷能生フランス革命』はイベントの記録なのだが、よく分からない部分があるらしい。いや、そりゃそうなんだろうけど、誠実すぎるぜ、とためいきをつきながら帰った。謙虚さは常に必要であり、まるで道徳の授業のあとのような気分になりながら帰った。わたしはいろいろなことを分かったつもりになり過ぎるきらいがあるんじゃないかと布団のなかで自己批判した。わっはっは。いや、ホント。反省しました。


書籍も完全に読み込んでいたわけではないのだが、流れる映像にシンクさせて参照できるくらいではあったので、文字起こし本の奥深さをじわじわと感じることができるな、と思っていい気になりながら、ふと右斜め後ろを見たら、付箋がびっしりはさまれてすこしよれた『大谷能生フランス革命』を手にもつ男性が座っておられて、「うわあ負けた。いや負けたとか勝ったとかじゃないけど読書はさ。でもすごいぞ。あああんな情熱を持ってわたしは最近1冊の本でも読んでいるだろうか。いや読んでいない。すごい」とショック!その男性が阪根氏(id:m-sakane)だったのだな、とイベント終了間際にわかったのだった。時間も遅かったのであわてて退出したけれども、もうちょっとのんびり打ち上げとかあったらかなりすてきな展開になったんだろうなとか思いつつ、帰る。ただのお客は気楽ですな。