小島信夫 / 小説の楽しみ (水声文庫)

小説の楽しみ (水声文庫)


ドストエフスキーチェーホフカフカセルバンテスの諸作品を通して、自身の文学について語る一冊。勉強不足で分からない作品が多い。創作をするひとの為になりそう。「何かを十全に信じるということは滑稽である」というテーゼ(懐疑)が、氏の作品に通底していることがわかったが、作品そのものを読まねば意味がないかもしれない。