藤子・F・不二雄大全集来る7月より刊行開始(予定)



 とうとうきたるべきものがきたかという気はするし、小学館の英断にも素直に拍手を送りたいが、不安もある。この不景気で"大全集"と銘打っておきながら、途中で刊行が打ち切られる可能性もあるからだ。売り上げによってはじゅうぶんありうる展開だろう。初刷もそう多くはないだろうし、1冊1500〜2000円程度に価格を抑えても、場合によっては足が出るのではないか。
 藤本先生は小学館にとっては神のようなものだから(藤子マンガのおかげでビルだって建っただろうし)、報恩とアーカイビングのための事業と考えれば決してふしぎはないのだが、それにしても今やるか。いずれにしてもどのくらいの規模・クオリティで完結するのかが未知数のため、ぬか喜びは禁物だろう。