菊地成孔 南博 / 花と水

花と水


ディスクをプレイしてしばらくりっすんすると、どこからともなくそこはかとなく、白百合のなまめかしく艶やかな、それでいて穏やかな、どこか閑としたバイブレーションが、細身のスポットライトで照らし出される。それはやがて消えたり、点いたりを繰り返す光の中であやしく、さびしく花開いていくのだ。そんなミュージック。ゆっくりりっすんしよう。