『図書館の新世界』試聴会@オーディオユニオン新宿店




800万円以上するハイ・ファイ・ステレオ・システムでめくるめく25分間の音楽の旅。たしかに装置の音は良かったが、800万円の良さはとても地味で落ち着いた良さで、劇的に音楽そのものが変わる訳ではなかった。音楽は音質で感動する訳ではないんだなと改めて思った。それにしても田中亜矢の歌声は本当に素晴らしい。とくにパンダの歌では、魂が鎮められた。じつに田中さんは鎮魂系シンガーだなという思いをあらたにした。聴いているとそのまま極楽浄土へ送られたくなるような歌を最近のわたしは求めているのだ。あ、最近に限らないか。14歳で細野さんの『はらいそ』を聴いてから、ずっとそうなのだ。