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ここ数日はどうも雨続きのせいか、調子が悪い。多少、本を読んだり、散歩に出たりしたいと思うのだが、その全てが面倒に感じられ、結局布団の中で寝たり起きたりする始末。そのかわりなのかよく分からないが、腹はきちんと減るもので食べれば旨いと感じるし、あともうちょっと、あともうちょっとだなあという感じがする。

しかし今回のこの挫折感はわたしにとって大きなものとなった。今後どうやって生活を再建していくべきかという点もさることながら、今までそれなりに懸命に生活して生きた自分の全てが否定されたような気がする。31年間、積み重ねてきたものの全てが、無に帰したような気持ちになるが、しかし、体も心も一応ここにあるのだ。本当に人生というのは、どこに躓きや過ちや罠があるか分からないものなのだ。

「人生は謎だ!」と仮に大声で叫んでも、近所の人が「おや、おかしいな」と思う程度で、誰にもこの声は届きはしないだろう。この世に生まれてしまったみじめさを呪っても仕方ないことは、もう十二分に分かっているけれど、本当に人生というのはろくでもない苦役の道だ。しかし、多くの人はそれを前提にしているのか、それとも無関心・無感動なのか、平然として生きているようにわたしには思えてならない。そういった思いに固執することが、必ずしも幸いでないと分かっていても、やはりこの世は、というより、我が身におとずれる全てのことが理不尽・不可解だという認識、これは終生変わることがないのではないかと思う。こういった実存的な、あるいは存在論的な落ち着かなさは今に始まったことではなく、これらの問いが前面にせり出して来たということからも、うつの症状そのものは改善傾向にあるように感じる日々である。