[雑文]多元宇宙論と西田哲学



山本直樹先生ととてもめずらしくさし飲み。マックス・テグマークの数学的宇宙仮説についての話を聞く。数学的に存在できるものは、物理的に実在するという考えにもとづく多元宇宙論なのだが、ふだん全く接しない分野なので話を聞いていて頭がクラクラした。先生からは、テグマークの『数学的な宇宙』という著作を勧められた。面白そうだが、読みとおせるかは分からない。

その興奮を湛えたまま、終電で帰宅。なかなか寝付かれないので、YouTubeで動画を漁る。Ishihara Yukoさんという学者の西田哲学についてのレクチュア(Awakened Realism: Insights from Japanese Philosophy)が面白くて聴いていたら夜が明けてしまった。自覚や、場所、純粋経験、絶対無といった西田の概念について、平易な表現とわかりやすい比喩で伝えている。あと、やはり、日本人の英語は理解しやすいなぁと漠然と感じた。ニューヨークのルービン美術館内で行われたトークのよう。一般向けのイベントだから(?)そのためもあって分かりやすいのかもしれない。リンクを張っておきますので、ご興味ある方はぜひご覧ください♪