2004-02-18から1日間の記事一覧

養老孟司、宮崎駿 / 対談集 虫眼とアニ眼 (徳間書店)

読了。なんか世を憂いているのです。でもどうにかなるだろう、というような展望です。宮崎駿は特に厭世してます。 巻末の養老先生書き下ろし原稿が今風に言うとキレ気味、ごくふつうに言ってイライラしており、生々しい感じがよいです。 ※この本はHIKBさんに…

江戸川乱歩 / 蜘蛛男(創元推理文庫)

読了。ちょいと冗長。後半に登場する明智小五郎とパノラマ館がなければそこそこよいのに。 しかし、ぼくは乱歩の文体が好きなようで、探偵物というよりは怪奇物として読んでいるのだと最近よく分かりました。 怪奇物というよりはむしろ、好みの「はらいそ」…