2004-02-24から1日間の記事一覧

マイケル・ムーア / アホでマヌケなアメリカ白人(邦訳、柏書房)

おもしろいなあ。政治をユーモア交えて語る文化というのは、日本にはあまりないのではという気がする。 無知ゆえに知らぬのかもしれぬが。後半のクリントン批判も楽しい。

小原愼司 / 二十面相の娘(1〜2巻、メディアファクトリー)

この人は、美少女を描くのはうまいが、画力、構成力ともに問題があると思われるのだがいかがだろう。 それともあえてこういう描線・・・なのか。まあ、乱歩ネタとしての雰囲気はいいと思う。 ちなみに、これを読んで乱歩の孫が憲太郎さんという名前であるこ…

藤子不二雄A / オヤジ坊太郎 (1) (ブッキング)

ああーっ、(昭和)50年代の描線だよなーとなんとなくわかる感じ。 作品の雰囲気としてはブラック商会変奇郎なんかに近いだろうか。 安孫子変相(装)モノとしての名作はむろん、魔太郎になるわけだけれども、坊太郎にはピカレスクな要素は無い。 オヤジ坊太…

藤子不二雄A / マボロシ変太夫 (全2巻、ブッキング)

週刊少年キング(少年画報社)連載。このドタバタ感は明らかに赤塚不二夫、谷岡ヤスジの影響だろう。 同時期に、週刊少年マガジンでは赤塚、谷岡が連載を持っている。 マボロシ変太夫 詳細

藤子不二雄A / 怪人わかとの(ブッキング)

掲載誌と連載年月が変わっています。描線が変わってます。3,4年で変わるものだなあ。 『ぼくら』(掲載誌)の読者層ってどのくらいなんだろう。いまでいうとコロコロくらい?

藤子不二雄A / わかとの (3) (ブッキング)

この頃のA先生の描線はとても好きです。『わかとの』は中学生の頃よく古本屋を 回っていて、2巻のみ持っていたのだけれど、これはなかなかの名作ですな。 今回藤子不二雄Aランドが出ることになってよかったよかった。 しかしこの作品が週刊少年マガジンに連…

関川夏央、谷口ジロー / 「坊ちゃん」の時代 (全5巻、双葉社)

漱石、鴎外、啄木、幸徳秋水らを通して、明治の終わりを描く力作マンガ。 谷口ジローの描く啄木には妙に違和感があるのですが、漱石、やはり漱石だね。 漱石を主人公に据えて描いた第1巻、第5巻が緊張感あってよいです。

Lonesome Urban Echo

最近の読了本/マンガ。