2004-04-04から1日間の記事一覧

鶴見俊輔、小熊英二、上野千鶴子 / 戦争が遺したもの (新曜社)

鶴見俊輔へ、若い小熊と、壮年上野が質問をぶつけて鶴見を通して日本の戦後を覗いてみようという試み。 読み物としてとてもよく出来ていて読みやすいし、分別ある大人とどこか稚気をひそめた風情の鶴見の発言は楽しい。 そう気負わずに読んでみてよいと思い…

椎名誠 / むはのむは固め(本の雑誌社)

高校にあがるくらいまでは椎名誠は好きでよく読んでいたが、1995,6年くらいから読まなくなった。 これはちょうど彼が映画監督として活動を活発にした時期に書かれたエッセイを集めたもの。 ちょうど阪神大震災やオウム報道がエッセイの中にも出てきたりして…

コンピレーション / Inspiration&Power

CD

最近音フェチ耳になっているからか、ひじょうに気持ちよい。 ドギャピギャーあり、反復あり、芝居がかったのあり、ノイズあり、ミュージックコンクレート風あり。 どれも熱があってイイ感じです。DCPRGや大友良英を聴いているような若いひとが聴いてもおもし…

CAN / Future Days

CD

茫洋とした感じがひじょうに気分でよいです。押し付けがましくなく、加えて力無い感じが好ましい。 一歩間違えて「アンビエントでトランシーな音楽」と形容すると印象が安っぽくなり過ぎますね。 サウンドスケーピーな音楽が好きな方は聴かれてソンはないか…