2004-05-06から1日間の記事一覧

米沢嘉博篇、手塚治虫著 / アセチレン・ランプの夜  (河出文庫)

手塚フアンとしてはベリーソフトなため彼の作品も6,70冊ほどしか持っていないが ほとんど読んだ覚えのある作品ばかりというのはどういうことだろうと首をひねりつつ読んだ。

椎名誠 / 活字博物誌 (岩波新書)

既読感が若干ありつつも、椎名の読んだ本を紹介する文章(書評にしてはくだけているし、 うまくあてはまることばを見つけられない)はなんともいえず好きなのですーっと読んでしまった。

永井荷風 / 墨東綺譚 (岩波文庫)

昭和12年(1937年)の作。文章がとても読みやすく、簡潔でうつくしい。 舞台は昭和初期と思われ、明治時代に育った老人が、大正生まれ=若者にはついていけん、嫌悪嫌悪を 感じつつ、ちと気分で恋愛遊戯(要は買春なんだが、妙に品がいいのだ)に耽り、己が…