2004-09-21から1日間の記事一覧

北村薫 / 街の灯 (文藝春秋)

筋そのものよりも、昭和初期の上流社会の雰囲気が浮世離れしていてたまらない。しかし北村のキャラ造形はいつもマンガ風味がある。これはなぜか。

原将人監督 / 20世紀ノスタルジア

何度見返しても発見がある。鬱になる。それにしてもこのご都合主義。そして激しいファンタシー。この映画を原将人は45、6歳で撮った。

小津安二郎監督 / 秋日和

原節子の容貌に衰えを感じた。東京タワーや清洲橋のショットが印象的。脇役の百合子が現代では受けるだろう。